◯『絵そらごと』〔燕石〕⑥257(石野広通著・寛政十二年以前稿成る)
〈中国の畸人や仙人と彼らが愛玩する物との関係を以下に示す。見立のコードともなりうるものである〉
東方朔 …… 西王母の桃を三つ盗む
蝦蟇 …… 三足の蛙を従える
鉄拐 …… 自分の分身を吹き出す
武志士 …… 青布の橋を渡る
陳楠 …… 大水に笠に乗る
琴高 …… 鯉に乗る
子英 …… 赤鯉に乗る
黄安 …… 亀に座る
盧敖 …… 亀に乗る
王子喬 …… 鶴に乗り笙を吹く
費長房 …… 鶴に乗る・壺に入る・重陽の日、茱萸袋を臂にかげ高き所に登り菊酒を飲む
丁令威 …… 鶴に化して華表(記念碑)にとまる
張果 …… 白驢に乗る・瓢簞から駒を出す
張九歌 …… 布紙をハサミで切り蝶にして飛ばす
黄初平 …… 石を羊に変える