◯『絵そらごと』〔燕石〕⑥260(石野広通著・寛政十二年以前稿成る)
「大伴真鳥 宿禰兼道」〔鎌〕
〝(藤原鎌足曰く)入鹿退治の時、かまをもつて打たるゆゑ、(鎌足・鎌子と)名付たりなどゝ、跡方の
なき義をいひふらし、それから思ひ付て、浄瑠璃にも、大津(ママ)真鳥を、宿禰兼道が鎌をもつては向ふ
思ひ入、これは百姓すがたにやつして居りたれば、相応によく取合せてつくりたれど、それがし、何故
帯剣をを用ひず、わざ/\鎌を以て入鹿を討べき、理のなひ事〟
〈近藤助五郎清春の古浄瑠璃本『大友真鳥』には、大友真鳥は髭や髪が逆立っている〉
「大友のまとり・かね道」近藤助五郎清春図『大友真鳥』(享保年間刊・1716~1735)
(赤木文庫「古漁瑠璃目録」)
「大伴の真鳥 大友の宿祢兼道」前北斎為一筆
(東京国立博物館「画像検索」)