Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ おなみ おはつ お波浮世絵事典
 ◯『半日閑話』〔南畝〕⑪337(大田南畝・明和六年(1769)二月記)   〝湯島ゑびす開帳    四日より湯島天神社内におゐて泉州石津大社笑姿(エビス)開帳有、群集多し。神楽堂にて二人の乙女神    楽を奏す。名をお波、おはつと云。振袖の上に千早を着たり。容貌うるわしくして参詣の人心を動かす。    凡開帳ごとに神楽巫子の美をゑらぶ事、是なん俑を作りけらし【錦絵等にいづる】〟    ◯『増訂武江年表』1p181(斎藤月岑著・嘉永元年脱稿・同三年刊)   (明和六年・1767)   〝四月八日より湯島社地にて、和泉石津大社笑姿(エミス)開帳(式内の神といひ、社人石津連と云ふ。この    時、巫女二人みめよきを択みて舞はす。名をおなみ、おはつと云ふ。鈴木春信錦絵に多く画けり。     筠庭云ふ、「半日閑話」には、このゑびす開帳二月四日とあるは非なるにや。巫女はふり袖の上にち     はやを着たりとかや。神楽みこの美を択ぶこと、是れなん俑(ヨウ)をなしける〟