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☆ なかむら でんくろう 中村 伝九郎 五代目浮世絵事典
 ◯『藤岡屋日記 第四巻』(藤岡屋由蔵・嘉永三年(1850)記)   ◇中村伝九郎、十三代目中村勘三郎襲名披露の摺物   〝(三月三日より御礼のための猿若狂言興行。並びに猿若町内に摺物を配る。その摺物の挿絵)    門松  門松錺り有之、大紋・烏帽子・万歳の形、長上下着、三人居。    猿若  猿わかおどり、長上下着、廿二人居る也。    新発意 正面に楽太鼓有之、僧三人居る也         鳥居清忠画〟   〝(四月)右之摺物、袋に入有之、其袋之表に一面に舞鶴を書、口に銀杏をくわへ居、下に寿の字書有之、    かたに、二百二十七年、下に猿若町十三代目猿若、勘三郎。     (中略)    右摺物を町中に配り候に付、集金六百四十両有之候と也、右入用金四百両も相懸り候よし、差引残り金    弐百四十両も有之候得共、坐元勘三郎借金にて、残らず引取られ候よし〟