◯『近世風俗史』(『守貞謾稿』)巻之二十八「遊戯」④311
(喜田川守貞著・天保八年(1837)~嘉永六年(1853)成立)
〝延宝・天和の比の一枚絵を蔵する人あり。西の内紙一枚ばかりの大きさにて、武者絵を専らとし、丹・
緑青・黄土等にて処々まだらに色どり、今の大津絵と云ふものより不手ぎはなり。しかれども土佐の画
風ありて、画工の名等をかゝず。これ板刊絵の始めなり。寛文以前は、かき画のみなり〟
◯『古代浮世絵買入必携』p21(酒井松之助編・明治二十六年(1893)刊)
〝角力及び武者の図は最も不向きにて画工によりては買い入れざるもの多し〟