Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ まんぱちろう 万八楼浮世絵事典
 ☆ 天保七年(1836)  ◯『江戸名物詩』初編 方外道人狂詩 天保七年刊〔国書DB〕   〝万八書画会   浅草平右衛門町 柳橋北角    万八楼上書画の会    晴雨に拘らず御来臨    先生席上に皆毫を揮ふ  帳面頻りに付く収納の金〟  ◯『街談文々集要』p213(石塚豊芥子編・文化年間記事・万延元年(1860)序)   (文化八年(1811)「所々祝融記」)   〝(文化八年正月)廿四日、浅草茅町弐丁目より出火、表通は出ず、代地河岸通不残、柳橋料理屋万八楼    類焼す(中略)     柳ばし万屋八郎兵衛は、松平加賀侯御出入之料理茶屋にて、花火御遊覧之節は、玉屋・鍵屋ニ被仰付、     宵よりあげ初メ、夜九ッ過ある(ママ)なり、故に加州侯花火の節は、聞伝て、船も多く出、代地の河岸     向河岸駒止近辺、大群集せり、此節普請金拝借ありし由、此節は一ッ橋様ニも、度々花火の御催シ有     之し〟