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☆ まいないつぶれ 賄潰れ浮世絵事典
 ◯『巷街贅説』〔続大成・別巻〕⑨137(塵哉翁著・文政十二年(1829)自序)   (文政八年・1825)   〝青木評説      まいないつぶ(潰)れ 銭出せ金出せ けんか(権家)ゞあるぞ    此虫沢瀉の葉より生じて、なく声一々太鼓の調子にかなへり、    沢瀉は御老中羽州、太鼓は御用御取次御側衆林肥後守役所也、当時出頭一にして、勢ひならぶ者なし、    よりてかゝる戯を何人かなしけん      川柳 栗(丹波)の銭茄子(駿河)の銭ほどもふからず       亦 つかむ銭(水野羽州)つかまぬ銭(青山野州)の裏おもてさしに通せば百は百なり〟