Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ ごへんずりえ 五遍摺絵浮世絵事典
 ◯『嵩鶴画談』巻之五(清筠舎著・天保五年成稿・『日本画談大観』「中編随筆」所収p1002)   〝五遍摺絵    五遍摺絵は宝暦の末、明和の初めよりはじまりたると見ゆ、偸閑子が蔵する大伝馬町三丁目板本山本九左    衛門が板の仕出し五色摺絵など似顔の団扇をあまたさしたり、裏に     「先達而中摺一枚摺出申候処、御意に入候故此度袋入に仕候  大伝馬町三丁目 板元 山本九左衛門」    とあり、表の絵の上に新板仕出し五色摺絵など書てあり〟    〈「紅摺絵」のことをいうか〉