Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ きせる 煙管浮世絵事典
 ◯『よしの冊子』〔百花苑〕⑧412(水野為長著・寛政元年(1789)六月記)   〝きせるに越中張、弾正張と申御ざ候由。越中張ハ、鉄の真鍮ニて、雁首吸口のかた共張分候よし。弾正    張ハ、鉄計のよし。弾正殿ハかたくろしく、どふもこふもいけぬへんくつ故、鉄計ニ候由。越中様ハか    たくろしき内に、又々思ひやりも有て、柔らかミも有故、真鍮を入候て張分候よし。殿中抔ニてことの    外相はやり人々用ひ候由。中ニハひゐき/\御ざ候て誂候と申さた〟    〈越中は松平越中守定信、弾正は側用人・本多弾正大弼忠籌〉