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☆ けわり 毛割浮世絵事典
 ◯『浮世絵と版画』p96(大野静方著・昭和十七年(1942)刊)   〝人物画彫刻の順序としては、頭彫から銅彫へと移るのが定法である(中略)頭彫は顔面と毛割である。    「毛割」とは髪の生際形に富士額を中心に左右に割出すのをいふので、この生際の細毛は画家が版画に    見る如く画くのではなく、頭髪の毛筋と共に単に当りだけかき置くもので、彫工に鉄筆によつて美事に    彫上げられるのである〟