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☆ いたや(はんぎや) 板屋(板木屋)浮世絵事典
     板木 浮世絵事典【は】はんぎ  ◯『江戸鹿子』(藤田理兵衛著 貞享四年(1687)刊)(国書データベース)   ◇板木屋   〝新介  日本橋南二丁目  川崎七郎兵衛 川瀬石町  市左衛門  堺町    甚九郎 通油町      四郎右衛門  同左〟  ◯『江戸惣鹿子名所大全』巻の六(藤田理兵衛著・菱川師宣画 元禄三年三月刊)   (『江戸叢書』巻四 国立国会図書館デジタルコレクション)   ◇板木屋   〝新介  日本橋南二丁目  川島七郎兵衛 川瀬石町  市左衛門  堺町    甚九郎 通油町      四郎右衛門  同左  ◯『万買物調方記』(大坂・江戸 大野木市兵衛板 元禄五年刊)(国書データベース)   〝江戸ニテ板木や    新介  日本橋南二丁目  川崎七郎兵衛 川瀬石町  市左衛門  堺町    甚九郎 通油町      四郎右衛門  同左〟  ◯『国花万葉記』巻七之下 菊本賀保著 元禄十年刊(国書データベース)   〝江府中諸職町人家所付    板木屋     はん木新介   日本橋南二丁メ  川崎七郎兵衛 川瀬石丁    はん木市左衛門 さかい丁     はん木甚九郎 通油町    同 四郎右衛門 通油町〟  ◯「近世錦絵製作法(四)」石井研堂著(『錦絵』第廿五号所収 大正八年四月刊)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝 板屋     錦絵の盛んに発行さるゝ時代には、――今日でも、其の面影は残つて居るが――、板屋と称し、錦絵    の版材を専門に供給する営業者があつた、馬喰町附木店の、板三、儀平、儀八の三軒は、即ちこれで、    こゝへ往きさへすれば、立ちどころに間に合ふやうになつて居つた。板屋の仕事は、能く枯らしたる木    材を挽いて板となし、尺三寸に九寸、厚さ一寸の定寸に取り、それを、直ぐ彫らるゝばかりに仕上げて    売つたものである、今日では、厚さ一寸は無く、八分有れば、好いとしてある位だ。版材面は、実に平    滑鏡のやうなもので、逆目の立ち易い材を、斯くまでに仕上げるのは、亦板屋の熟練である、普通、三    回乃至(ないし)五回の鉋仕上げを為し、椋(むく)の葉木賊(とくさ)を用ひること無論である〟