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☆ いっぱいとおり 一パイ通り浮世絵事典
 ◯『浮世絵』第弐拾二(22)号(酒井庄吉編 浮世絵社 大正六年(1917)三月刊)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   ◇「錦絵の一パイ通り」(18/24コマ)   〝今日でも錦絵などを摺らせる場合に「一パイ通(とほ)り」といふ言葉があるが、其の言葉は主に板元や    摺師の間に用ひられて居るものであつて、門外漢には何の意味だかサツパリ判らない、蓋し一パイ通り    とは、其の用紙二百枚を指して言ふのである、何が故に二百枚を一パイとしたかといふに、昔簡単な紅    絵などを摺つて居た頃には、一日の摺り上ゲ数が凡そ二百枚位だつたから、そこで「日一パイで仕上げ    た」などゝ称したのが、今日まで伝はつたのであらう。今では幾日かゝつても、二百枚をば然(そ)う称    (とな)えて居る〟