Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ いんこ浮世絵事典
 ☆ 宝暦八年(1758)  ◯『半日閑話』巻二十四(『大田南畝全集』⑪p698)   〝珍敷見世物の事    同八戊寅(宝暦八年)両国広小路にて唐鳥を見せる。古今珍敷地下のもの、いんこと云こと覚へし様成。     一枚摺番附売左の如し。     一 猩々いんこ【此鳥惣身紅の如く光なり】   一 青いんこ【此鳥萌黄にして立浪の如し】     一 色いんこ【七色の毛色光あり】       一 達磨いんこ【此鳥赤、形ち達磨の如し】     一 鸚鵡【惣身白く頭蓮花の如し】       一 黄鳥【惣身黄色にて唐鶯なり】     一 錦鶏【頭金の毛指赤、尾チヤケモン下尾朱色】一 嶋ひよ鳥【頭白嘴足赤惣身黒】以上    下々にては見たこともなき名鳥なり。此ひゞきにて堺町肥前座の隣へ出る。浅草奥山へも出す。あれの    あるものなりと世上の評判。俳譜師活々房旧室の句、「唐鳥を両国橋の岡見かな」此時同所に八反幟を    持、あごにて止め肩にて止める。年の比十四五歳にて殊に美童なり。ヌ火を喰、茶わんを喰人も出たり〟