☆ 文化十二年(1815)
◯『画道独稽古』葛飾北斎画 角丸屋甚助板
イマドヤキ 北斎画(国書データベース 25of41)
☆ 嘉永五年(1852)
◯『増訂武江年表』2p127(斎藤月岑著・明治十一年成稿)
(嘉永五年)
〝(愛猫家の老嫗、猫のお告げによりて)今戸焼と称する泥塑の猫を造らしめ、これを貸す。かりたる人
は蒲団をつくり、供物をそなへ、神仏の如く崇敬して、心願成就の後金銀其の外色々の物をそへて返す。
其の鄽(ミセ)は浅草寺三社権現鳥居の傍にありて、此の猫を求むる者夥し。此の事、児女輩といへども心
ある人は用ひず。まして丈人の駭(オドロ)くべきにあらずといへども、此の頃は丈夫も竊(ヒソカ)にこの猫
をかりて祈りけるもこれあるよしなりしが、四、五年にして此の噂止みたり〟