◯『稗史億説年代記』(式亭三馬作・享和二年(1802)刊)〔「日本名著全集」『黄表紙二十五種』所収〕
〝柱かくしの女絵は湖竜斎よりはやり出し清長に至つてます/\世に用ゆ〟
◯『無名翁随筆』〔燕石〕③295(無名翁(渓斎英泉)著・天保四年(1833)成立)
(「湖竜斎」の項)
〝錦絵を細長くつぎ、吉原遊女画などをゑがき、表具し、俗に柱かくしと云れんの如くにしたる絵多し、
此頃専ら流行せしものなるべし〟
〈「れん」は寺の柱などに懸けてある細長い一対の「聯」〉
◯『寒檠璅綴』〔続大成〕③186(浅野梅堂著・明治初年(1868~)記)
「錦画」〝柱カクシノ女絵ハ、湖龍斎ト云モノカキ始ム〟
◯「集古会」第七十六回 明治四十三年一月 於青柳亭(『集古会誌』庚戌巻二 明治44年1月刊)
〝林若樹(出品者)柱絵の始 志道軒図 一枚〟
◯『浮世絵の諸派』上下(原栄 弘学館書店 大正五年(1916)刊)
(国立国会図書館デジタルコレクション)(上105/110コマ)
〝柱隠(長絵とも)細絵といふものがある。前者は竪二尺三寸横四寸位。後者は竪九寸五分乃至一尺横四
寸五分乃至五寸の紙に摺つた版画をいふ〟