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☆ はくずりえ 箔摺絵浮世絵事典
 ◯「箔摺絵考」(『此花』第五号 大正二年(1913)二月刊)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   〝私見を言はゞ、この箔摺は所謂正面摺から発達したもので、寛政の頃に創められたものでなかろうかと    思はれる。夫は寛政年間に刊行せられた喜多川歌麿筆の錦絵の中に、竈の所や釘隠しなどに、ほんの少    しづゝ金や銀の箔をつかつた所があつて、同時代の他の絵師のそれには見えないから、断定は出来ない    が、或は歌麿の創意でなからうかとも考へられるのである、この箔摺は化政度に至つて非常に流行した    が、其多くは春慶の摺物に応用せられ、後更に進歩しては青貝などもあしらつて、見る目も眩むばかり    の美麗なものとなつたのである〟