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☆ ばんづけうり 番附売り浮世絵事典
   ◯『続飛鳥川』〔大成Ⅱ〕⑩25(作者未詳・成立年未詳)   〝寛延、宝暦の頃、文化の頃まで売物、    元日に番附売、初狂言正月二日始る。番附代六文、    一枚絵草紙うり、うるし画、うき絵、金平本、赤本、糊入ずり鳥居清信筆、其外奥村石川〟    〈これは芝居番付〉  ◯『近世風俗史(一)』(『守貞謾稿』)巻之六「生業下」①298   (喜田川守貞著・天保八年(1837)~嘉永六年(1853)成立)   〝番付売り    芝居狂言を更(カ)ふるごとにこれを売る。河原崎坐の番附を売る時は、詞に「かはらざき、やぐらした    ばんづけ」と云ふ。他坐もこれに准ず。三芝居ともにうるもの、またこれに准ず。その扮暦売りに同じ。    故に図せず。また同賈、あるひはこれを売り、あるひは暦・役人付等を売るなり〟  ◯『藤岡屋日記 第二巻』p554(藤岡屋由蔵・弘化元年(1845)記)   (巣鴨・小石川・染井・駒込・千駄木・谷中辺の植木屋の造り菊大評判、見物人群衆する)   〝菊の番付、九月十六日より売出し廿二軒、九月末には板元六十軒計也、向島の菊の番付四文とて売歩行    也、今年の菊、都合にては八十軒も出来之由、右番付も絵双紙懸り名主村田佐兵衛、浜野宇十郎へ願出、    割印出て板元百軒の命も出来しとの事成〟