☆ 文化九年(1812)
◯『街談文々集要』p256(石塚豊芥子編・文化年間記事・万延元年(1860)序)
(文化九年「誉歌垣英賀」)
〝六月廿八日、柳橋大のし屋富八楼上おゐて、琴通舎英賀丈判者披露、狂歌堂・四方・歌垣・真顔先生狂
文を送ル、其祝詞
(琴通舎大人を市川三升の姿八景の所作に準えた狂歌堂の狂文あり。略)
琴通舎英賀翁、豊島街三丁目ヨコ丁、伊世屋伊兵衛裏ニて古着屋ぇ転ず、狂哥をたしミ、又茶番と云戯
れに名高し、度々手柄あり、中ニも西河岸料屋恵比寿庵見世開きニ、御能拝見の趣向大ニ評ばんなりし〟