☆ 享和二年(1802)
筆禍『絵本年代記』(年代記)
処分内容 絶板
◎作者 秋里籬島(記載なし)画工 西村中和(記載なし)版元(記載なし)
処分理由 不明
〈宮武外骨は「絶版の理由は解し難し」とする〉
◯「絵本年代記」(宮武外骨著『筆禍史』p97)
〝秋里湘夕(籬島)の著にして、挿画は西村中和の筆なり、湘夕が盛んに名所図会の類を編纂せる間に於
て著したるものにして、神代より人皇四十九代までの年代記を大本五冊に分てり、『絶焼録』の絶版書
目中に此書を加へてあれど、其絶版の理由は解し難し、或は『天神七代記』に類せるものならんか〟
『絵本年代記』(東京学芸大学付属図書館「望月文庫往来物目録・画像データベース」)
〈望月文庫所蔵本は江戸版で、著者名及び画工名の記載がない。国文学研究資料館の「日本古典籍総合目録」は上記本
を籬島著・中和画とする〉