☆ 天明年間(1781-1788)
◯『江戸大じまん』黄表紙 作者・画工未詳 松村屋板 天明年間刊(国書データベース画像)
年始 〝元日や行来(ゆきこ)ふ人にひさう(貧相)なし 祇徳 〈市中の往来〉
花見 〝うへをしたゑいとうざんの花見かな 栢莚 〈上野・東叡山 両大師堂〉
初鰹 〝これでこそふぐにしなれぬ初かつほ 蓼太 〈魚市の賑わい〉
燕子花 〝ふところにかへふくさありかきつばた 柳居 〈江戸紫 染物〉
日本橋 〝元日やたび人とをる日本橋 (空欄) 〈昼夜もわかぬ人通り〉
釣鐘 〝鐘ひとつうれぬ日はなし江戸の春 其角 〈江戸の大繁盛 鋳物師・西村和泉守〉
納涼 〝このあたりにみゆるものみなすゞし はせを 〈両国花火 大小集う納涼船〉
中洲 〝火もすゞしこの川なみへぱつと花 祇空 〈三ッ又新地 歓楽街〉
深川 五百羅漢
新吉原 〝やみの夜はよし原ばかり月夜かな 其角 〈大門口 不夜城〉
江戸浄瑠璃・長唄/江戸前うなぎ 〈半太夫節、河東節・めりやす/江戸前大かばやき〉
深川 〝すまふ取ならぶや秋のからにし 嵐雪 〈富賀岡八幡 二軒茶屋〉
隅田川 〝名にし負はゞいざことゝはむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと 業平
〈伊勢物語 在原業平吾妻下り・言問の旧跡〉
顔見世 〝かほみせやくもらぬかゞみ諸見物 牡善? 〈三芝居の盛況〉
年の市 〝年の市塀と手おけのせいくらべ (空欄) 〈浅草 浅草寺境内〉