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☆ えびす だいこく 恵比寿 大黒浮世絵事典
 ◯『藤岡屋日記 第三巻』p105(藤岡屋由蔵・弘化四年(1847)記)   ◇恵比寿大黒   〝正月元日より諸方大道にて、金弐朱に笑比寿大黒を付て一つ三十二文宛に売出し、評判宜敷売る故に、    後に此金を以て夜中紙に包み買物致せし者も有之、亦は錺屋にて是を拵るとて、まぎらわしき金を拵へ、    三月頃より右大黒金も差留に相成けり、亦二月頃より壱歩銀も拵出し、三十二文位に売しが、是も後に    は十六文位に売けり、この銀は故障もなく売、其後差留也、大坂今宮笑比寿と云て売出せし也〟