Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ はなぶさは 英派(一蝶派)浮世絵師名一覧
 ☆ 明治二十八年(1895)  ◯『鑑定必携日本画人伝』一~十三 京都版(北村佳逸編 細川清助 明治二十八年四月刊)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   (巻之一【イ】ノ部)   〝英家    一蝶(弟子)一蜂 一蜾 一蜩 一舟 嵩之 嵩谷 嵩渓 嵩嶽      一蜂(弟子)一蜂      嵩之(弟子)嵩雪 英之      嵩雪(弟子)嵩林 嵩月 一蝉 破笠 雪岑      嵩谷(弟子)嵩松 嵩卿 嵩樹 嵩琳      嵩渓(弟子)嵩谷 一笑  ☆ 明治二十九年(1896)  ◯『諸画家系普鑑及年代図形高評品』東京(吉田竹次郎編 前羽商店 明治二十九年十二月刊)   (国立国会図書館デジタルコレクション)   (一蝶派ノ部 英一蝶ノ系)   〝英一蝶    藤原信香、多賀朝湖、一蜂閑人、北窓翁、享保五年正月七十三。幼ヨリ画ヲ好ミテ、狩野安信ニ学ビ。後    ニ一家ヲナス。元禄十一年罪アリテ伊豆三宅島ニ流サレ、居ルコト十二年、宝永六年赦ニ逢テ帰リ、英一    蝶ト改名ス〟     二世 一蝶 長八、勝信、長八一蝶ト云、元文元年十一月     門人 一蜂 春窓翁、宝暦八年卒     二代 一蜂 一蜓ト云、天明五年卒     三代 一蜂     四代 一蜂 嵩林     一蜩    二男、源内、信祐、湖窓、孤松、百松     一舟    弥三郞、信種、東窓翁 明五年〈明和5年は没年〉     一川    宗陰松庵     小川破笠  平助、俳名宗宇、延享四年     雪岑    福王茂左衛門     嵩之    佐脇甚蔵、道賢、嵩椿、英一水、東窓翁、一翠斎、明和元年六十六     嵩雪    嵩之男、文化年     英一    同女、寛政三年〈英之の誤記か〉     高嵩谷   英一、屠竜翁、翠雲堂 文化元年八月、七十五     二世 嵩谷 英一笑〈この英一笑は意味不明〉     英一笑      一円蜻(ママ) 大◎信三〟〈一蜻 大村信三の誤記か〉  ◯『浮世絵の諸派』上下(原栄 弘学館書店 大正五年(1916)刊   (国立国会図書館デジタルコレクション)   ◇英派 上(21/110コマ)   〝英一蝶は狩野安信の門人で、後ち一種の写実風狂画派の泰斗として仰がれた人であるが、子孫には余り    聞こえた人はなく、門人佐脇嵩之が少しく著はれたのみである〟   ◇英派 上(58/110)   〝一蝶の子は二人あつたが、あらはれたものがなく、門人にも一蜂・一蝉などがあつたが、一特色あつて    子孫も今日まで伝はつて居るものは、佐脇嵩之である。嵩之の門から嵩谷が出た。彼の浅草観音堂の頼    政の額は名高いものである。その外は書き立てる程のものがなり〟    英派系図(『浮世絵の諸派』上 所収)