八重桜の塩漬け 


2003年 春

sakura

家を建てる前の年の秋に、敷地の東端に何本かの樹を植栽してもらいました。
欲しかったのは、白い一重のサトザクラ。
それが、ソメイヨシノが散ってから咲いたのはピンクの八重桜。
その年はちょっと寂しかったのですが、塩漬けになる!と気づいてからは
春の開花がとっても楽しみになりました。
4度目の春、沢山の花が咲きました。



sakura   sakura   sakura

桜の花は5〜8分咲きの花を選んで軸ごと摘みとり、
軸の元についているつめ状のものを取り除きます。(左)

大きめのボールに水を入れ、水を静かにそそいで、
両手で花びらをいたわるように洗います。(中)

ざるにあげて水気をきります。(右)
このあと重さをはかります。



sakura   sakura

ガラスかほうろうのボールで分量の塩をまぶし、(左)
桜の重さの2倍程度の重しをします。(右)

漬けている間、花は押されて紙のようにくっついているので
中まで塩が回るように、時々、花と花をはがしてやります。



sakura   sakura

3日ほど漬け込んで水が上がってきたらつけ終わり。
両手でかたく絞って水気をきり、漬け汁はすてます。(左)

白梅酢をまぶしてさらに1週間ほど漬けます。(右)
しばらくすると酸によってきれいなピンクになります。



sakura   sakura

水気をかたくしぼり、ざるに広げて、1日くらい陰干しします。(左)

全体にたっぷりと塩をまぶしながら、桜の花をぱらぱらにほぐして瓶に入れ
きっちりとふたをします。はい、できあがり。(右)
冷蔵庫で1年以上持つそうです。





今回の材料

八重桜の花 100グラム  塩 25グラム(重さの25〜30%)
白梅酢 1/4カップ  仕上げ用の塩 適量





φ(..)メモメモ

今年は内側に茂る枝を剪定しながら収穫しました。
満開の花はそのまま煮出したら桜エキスみたいになり、
クエン酸で奇麗なピンクに発色しました。
桜寒天、桜シャーベットになりました。



花の塩漬けは娘のお気に入りです。
お弁当の防腐を兼ねておむすびにくっつけたり
生野菜に添えたり、大喜びです。





2005年 春 追記

桜の花に塩をまぶして漬け込むのを、ビニール袋の中でやってみました。
これが、なかなか簡単で、お勧めです。

袋の中に下準備をした花と分量の塩を入れ、袋を膨らませて振って塩をまぶします。
空気を抜くようにして、袋の口を輪ゴムで留めて密封します。
材料の2倍の重さの重しを乗せてしばらくおくと・・・


sakura

写真の様にすぐに水がでてきます。全体に水がまわったら重しをはずします。
袋の外側から時々花をほぐして、全体に塩水が行き渡るようににします。
絞るのも袋の外から。

一度ばらばらにしてから、梅酢も別なビニール袋の中で。
あとは上記の作り方と同じです。


Last Update:1 May 2005



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