Green Tomato Chow 


2001年  秋

tomato

春に苗を植えて育てたミニトマト。
秋になって涼しくなると、実は沢山ついているのになかなか赤くならない。
そろそろ片付けようと思っても、グリーントマトが山のように。
煮ても、焼いても、苦くて食べられないし・・・


そこで、いろいろレシピ本の索引でさがしてみると、
見つけました!
その名も“Green Tomato Chow”
赤毛のアンの作者L. M. モンゴメリのレシピをまとめた
「Aunt Maud's Recipe Book」の中にです。
つくってみたら、もう、その味の虜になりました。
Chowというのはチャツネではないかと想像しているのですが、
下記の材料でわかるとおり、あまずっぱくて、ねっとりしていて、
カレーの付け合わせや、サンドイッチのハムにぴったりの味なんです。
毎年、秋の、グリーン トマト チャウつくりが楽しみになりました。

家庭菜園でトマトやミニトマトを育てている方は
ぜひ!アンの時代の味をお楽しみ下さい。

本を参考にしながら、3度つくりましたので、
つくりやすい分量で、日本で手に入りやすい材料の
私流のレシピを紹介します。




tomato

1. グリーン・トマトとタマネギをフードプロセッサーで粗くひきます。


tomato

2. 塩水を作り、1をあわせたものにひたひたにかぶるように入れ、
  そのまま一晩置きます。                  


tomato

3. 翌日、2.をざるにあけて塩水を良くきります。


tomato

4. 3.を鍋に入れ、酢、水、赤唐辛子、花見糖、白砂糖と      
  a.のスパイス類をダシパックに入れて加え、3〜4時間煮詰めます。
  酸が強いので、ステンレスかホーロー、ガラス製の鍋を使います。


tomato

1時間ほど煮たところ。


tomato

4時間煮詰めるとこのとおり。


tomato

5. b.に酢(分量外)を加えてペースト状にして、煮詰めた鍋に加えます。
  さらに30分程かき混ぜながら煮詰めて、とろみがついたら出来上がり。


tomato

煮沸消毒した容器に詰めて出来上がり。
ビンの蓋が缶の場合は錆びやすいのでラップをはさむとGood!
常温で1年間保存しても大丈夫でした。





今回の材料

グリーン・トマト 1.5キログラム  タマネギ 1キログラム
水 3カップ*  天然塩 3/8カップ(3oz)

純米酢 1.5カップ  水 3/4カップ  赤唐辛子 1/2個(みじん切り)
花見糖** 2カップ  白砂糖 2カップ

a.***Mixペッパー・クローブ 各大サジ1  タイム・ローズマリー 各1枝

b.マスタード 小サジ3/4  コーンスターチ 大サジ3  ターメリック 小サジ1/2


*1カップ=250ミリリットルのカナダ表示です。
**本ではブラウンシュガーになっています。
***本ではピクリングスパイスですが、家に有るものを香り付けに使いました。




φ(..)メモメモ

ミニトマトの栽培がまたまた楽しくなった
我が家の秋の定番保存食です。

yukaさんはカリカリのトーストにぴったりと
日記に書いてくださいました。

モードの味を再現できるなんて
素敵なレシピブックに感謝いっぱいです。


参考図書

「Aunt Maud's Recipe Book」
Elaine Crawford & Kelly Crawford編著
Moulin Publishing Co. Limited
ISBN 1-896867-01-4

「赤毛のアン レシピノート」
イレーン&ケリー・クロフォード編著
奧田実紀訳
東洋書林
ISBN 4-88721-401-4

奧田実紀さんのwebサイトはこちらです。


Last Update:14 Oct. 2002



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