「秘密の夜」

水面に月が満ちたとき

星たちはざわめき

水たちは踊り出し

花たちは歌い出す


さあ パーティーのはじまりだよ

「楽」

せっかくこの世に生まれてきたんだからさ

楽しまなきゃ損だよ

「つまらない」ばっかり言ってたら

もっとつまらなくなるんじゃない?

楽しみがやってくるのを待つんじゃなくて

自分でつかまえなくっちゃ

「空」

あの日の夕焼け空は
あまりにも綺麗で
まるで異世界にいるかのようだった

そうそれは一瞬の奇跡

でもそれは束の間の幻想

すぐに辺りは暗くなり
そして
全てが色褪せて見えた

「君」

真っ暗闇の中で
君が差し伸べてくれた手は
とても鮮やかで
僕はその手を必死で捕まえた
それだけが
モノクロの世界から抜け出せる
唯一の方法だと感じたから・・・


それからずっと
君は僕の傍に居てくれる
だから今は
どんな曇り空だって
素敵に見えるんだ