一瞬

顔寄せて
「あたしもよ」って
笑ったら
真っ赤になった
君の横顔



想い

聞こえない
あなたの心なんて
見えない
あなたの心なんて

わかって
たった一つの言葉だけじゃ
理解できないってこと

ちゃんと言って
言葉を聞かせて
些細な事だってかまわない

それだけで

それだけで
私はいつも笑っていられるから





大切にしすぎた気持ちだから
捨て切れなかったけど

私は平気
貴方がいなくても笑っていられる
貴方がいなくても歩いていける
貴方がいなくても生きていける


だから きっと もう

繋いだ手を離しても大丈夫なんだよ





朦朧とした意識の中で
誰かに呼ばれたような気がした

それはとても
懐かしくて暖かくて



頬を伝う涙が
痛かった





掴めなかった
届かなかった
動けなかった

行きたかったのに
逃げたかったのに
大切だったのに

ただ
此処に居ることしかできなかった
ただ
此処で泣くことしかできなかった

ずっと隣に居たかったけど…




ごめんね