「叶わぬ願い」

君は

孤独な月の旋律のように
僕のすぐ横を通り過ぎる
抱き締めることも出来ない
触れることすら叶わない
いつももどかしさが込み上げるだけ
こんなにも傍にいるのに
こんなにも愛しいのに
いくら叫んでも
いくら望んでも
もう二度と君には届かない

私は
星降る丘の草原で一人
あなたの幻影見つめてる
幻だなんて知っている
だけど今だけは忘れてさせて
今だけはずっと一緒にいたい
こんなにも傍にいるから
こんなにも愛しいから
いくら泣いても
いくら笑っても
もう二度とあなたには届かない

「想い出」

あなたの温もりを感じながら眠った雪の降る日
世界に二人だけしかいないような気がしてた

あなたは覚えているかしら
壊したいほど愛しい気持ち
ベッドの中の誓いの言葉

あなたの面影探しながら目覚めた桜の舞う日
窓から見える線路沿いの道には花吹雪

あなたは覚えているかしら
張裂けるほどの胸の痛み
忘れる事を願った想い

夕焼け雲が落ちる空に
悲しみ纏った星一つ
思い出の中の笑顔をうつして・・・

あなたは覚えているかしら
海で交わしたあの約束と
頬をつたって零れた涙


ねぇあなたは今笑っている?