【NSX 北海道 in 鷹栖】

[2000/06/10 - 11]

NSX

【序文】 【6/10】 【6/11】

移動
ホテルのパーキング  朝食を食べたらさっそく鷹栖 PG へ移動です。
担当者に現地までの略地図をもらって出発!、、、迷いました!(>_<) 
給油して皆とはぐれたのがマズかった。  地図を頼りにするも略地図は縮尺もバラバラ略し過ぎでアテにならず、 結局 携帯で助けを呼んでしまいました(T_T)  はぐれた私も悪いんですが、もう少し解り易い地図をお願いします〜。  T さん、MK さん、ご迷惑をおかけしました。
【画像】ホテルのパーキングにて。 中心地なので駐車場事情は良くないです。
集合
 いきなり出発でつまづきましたが、なんとか時間までに鷹栖 PG に入場できました(^_^)ほっ
今回の NSX 誕生 10 周年記念イベントでは、地元の北海道はもちろん、 本州も、遠くは九州・鹿児島のオーナーも参加。  総勢 47 台 61 名 集まりました。  一般の人がこのテストコースに入るのはこれが初めてだそうです。  なんか特別待遇されているみたいですねぇ(^_^:

 プレゼンホールに入り、まず NSX チームの I さんから挨拶と注意があり、 続いて鷹栖 PG 所長からこのテストコースの説明を受けました。  鷹栖 PG 紹介ビデオ上映、特にワインディングコースでは疾走する NSX - R ほか、 かなりワクワクできる内容でした。  このビデオ、オーナーなら欲しくなるのではないでしょうか。  しかし残念ながらこのビデオは社外秘で、 しかも鷹栖 PG 以外での上映は認められていないとのこと。  手に入れるのは無理そうですね。

 さらに特別講師の紹介。
オーナーズミーティングでお馴染みの黒沢元治さん(ガンさん)、清水和夫さん、 そしてお久しぶりの佐藤久美さんです。

 NSX に乗り込んで、ワインディングコースのピットへ向かいました。  ここで荷物を全部降ろします。  さっきのホールでは撮影が出来ましたが、ここからは撮影禁止。  もし撮影が発覚した場合、イベントは即時中止解散となってしまいます。  鷹栖に限らず企業内は撮影禁止は当たり前ですね。

 まずバスに分乗してワインディングコースを回ります。
コースは本当に必要なところだけ森林を切り開いたという感じで、 施設外の原生林との区別はほとんど分かりませんでした。  コース脇にキツネがいたり、施設外ではクマ警報が発令されたり(爆)

 昨日、受付時に簡単なアンケートに答えました。
内容は、オーナーズミーティング参加経験、サーキット走行経験の有無などでした。
まず全体を2グループに分け、一方はワインディングコース、 もう一方は高速周回路の体験走行です。  私はまずワインディングコースからでした。
ワインディングコース
 ニュルブルクリンク。
1 周 25.359 km のコースは、アップダウンが激しく、 ほとんどは先の見えないブラインドコーナーなので、 クルマはもちろんドライバーかかるストレスは想像を絶するものがあります。  世界中の自動車メーカー・タイヤメーカーの開発テストに使われるというもの納得です。  ホンダも、NSX や S2000 の開発で使ったのはご存知の通り。

 そして、鷹栖プルービンググラウンド・ワインディングコース。
そのニュルを模したといわれるコースは、一周 6.2 km 。  設計に関わった黒沢元治さんいわく 「ニュルと同じように走ると、クルマへのストレスはニュルの2倍近い。」らしい。

 私などには想像も出来ない難コース。  はたして無事に帰れるのだろうか(^_^:
【慣熟走行】
 先導車に6台ずつ付いてコースをまわります。 もちろんスローペースで、先導車のライン取りやブレーキングポイントを頭に入れるよう走ります。  正直、2周の慣熟走行だけでは 「景色も良くて綺麗で楽しい、でもちょっと怖いコースかな」程度にしか感じませんでした。

 ほとんどはアップダウンの激しいブラインドコーナーで、 コーナーの途中にウネリがあったり、ミューが変わっていたり、 ジャンピングスポットまであります(^_^:  完全なストレートはほとんどなし!  つまり、直線でフルブレーキできる所がほとんどないという事です。  常に左右はもちろん上下ナナメにGがかかっている感じででした(^_^:::  ニュルブルクリンクをはじめ、 いろいろなワインディングを模したコースですからエスケープゾーンもほとんどなく、 もしコースアウトしたら芝生を滑走して土手を上る事にもなりかねません。  エスケープゾーンはあるにはあるんですが、 サーキットのようなサンドトラップではなく芝生なので、コース外での減速は期待できません。  速度に対してエスケープゾーンの広さが全然足りない感じですね。  ここをレーシングスピードで走る、、、あまり考えたくないですね(^_^:  フツーの人は考えないでしょう。
 そう、ここはワインディングでもサーキットでもなく「テストコース」なんです。

 余談ですが、新型オデッセイもここで熟成され、走りも期待できるミニバンになったそうです。
 CMでは「シアター・オデッセイ」と流していましたが、 例のジャンピングスポットも乱れずきちんと飛べるという事で、 一部では「空飛ぶミニバン」としたかったとか(笑)

 慣熟走行後、4グループ(先導車+3台+3台=1度に走るのは4台)に分けられました。
各グループの先導は、黒沢元治さん・清水和夫さん・佐藤久美さん・鈴鹿の小島インストラクターの四名です。   慣熟走行で、ごく一部の方が、わざと間隔を空けての急加速などが見られたのは少し残念です。  後続車も戸惑っていました。  初めてのコースを楽しむためにも、慣熟はきちんとやった方がいいと思います。
【1回目】
 先導車は佐藤さんの乗る NSX type S です。
正直、黒沢さんや清水さんグループでなくてホッとしました。  鬼のようなペースで引っ張られて自爆しそう(^_^:  両氏のグループは、オーナーズミーティング常連や NSX-R がほとんどだったようです。
 1回目は3台中の3台目、一番後ろでした。 さっそくスタート。
先導の佐藤さんはきちんと後続車を気にしながら走っているようです。  ペースもソコソコ、引っ張っても3速 6,500 rpm くらいで、 まわりの景色を楽しみながらのクルージングです!?
(クルージングといってもブレーキを残さないと曲がれないコーナーが多かったような気が〜)

【2回目】
 出走前。  私の前の NSX のリアガラスに、某ラーメン屋さんのステッカーが貼ってありました。
 「kakepi(本名)と申します。 あの、そのステッカーは?」
 「近くなので時々行くんですよ。 kakepiさん、ですよね?」  「はいそうです〜(^_^ゞ (私を知っている!? 答:HP)」
 「もし良ければポジションを変えてみませんか。」  「ええっ! いいんですか? できればぜひお願いします!」
というわけで、先頭の方にも相談したところ快諾してもらえまして、 kakepiは佐藤さんのすぐ後ろを走れる事になりました!(^o^)  佐藤さんの後ろを走るのは2年前のオーナーズミーティング以来です。
 さっそくスタート。
 1周目。  途中までは前回とあまり変わらないペースでしたが、 だんだんとペースが上がってきたような気が(^_^:  後続車が付いてくるようなら少しずつペースアップしますとは言っていましたが、 ホントにペースアップしています。
 2周目。  景色を見る余裕がなくなりました(^_^:  コースが狭く感じます!?
 ジャンピングスポットもきちんと飛んで、 4輪とも接地感が消える瞬間がありました。
 3周目。  おぉぉぉさらにペースアップ! そろそろドライバーが限界です。  コーナーも「佐藤さんが行けるんだから私も行けるだろ〜(爆)」と突っ込んでいました(^_^:  途中、一瞬だけ集中力が切れかけて微妙にアクセルを抜いてしまい、 危うくスピンするところでした(冷汗)  コースがわからない、コーナーの先が読めないというのは凄く怖いですね。  ペースアップしてよーくわかりました(>_<)  後続が少し離れたのでペースダウンして終了になりました。
お昼はバーベキュー
 午前の体験走行も終わり、お昼です。
コース外の多くは青々とした芝生に覆われ、 そこにバーベキューをセッティングして、 料理人が焼き上げるそばから好きなだけ取り分けて食べるんですね。  いやー、ンまかったです(^o^) イカ焼きやホタテ焼きも絶品でした!  今からまた走るので、ビールを飲めないのがとぉ〜っても残念でした(^_^:
 匂いに誘われたのかキツネが寄ってきまして、 拡声器を持った所員と追いかけっこしたり、 とてもテストコースとは思えない微笑ましいい光景も(笑)
 「佐藤さん、こんにちは(^_^) 佐藤さんに教わるのは2年前のベーシックコース(もてぎ)以来です。」
 「いつかはわかりませんが、お顔は覚えていますよ(^_^)」
 「先導だからソコソコかと思ったら、けっこうなペースでしたね(^_^:」
 「後ろを見るとバックミラーに張り付いてアオるから(^_^) フラつかずに着いて来るからまだいけるかな〜と。」
 「そんなつもりは〜。 けっこう私の限界に近かったです(^_^: ファイナルラップ、少しリアが出てひやっとしましたし(^_^:」
 食後は皆で歓談。  午前中、高速周回路を走った人と感想を交換したりしました。
「ワインディングコースはヤバイよ〜(^_^:」と脅したり(笑)  いや、不自然な操作をするとホントに危ないんです。  スピンだけならいいですが、 もしコース外に飛び出すと飛行機で帰ることにもなりかねませんから、 シャレになりません(>_<)

 また余談ですが、このテストコースが一般の人に開放されるのは今回が初めててですが、 ジャーナリストなど業界関係者は別で、試乗会などが開かれているようです。  ただ、ワインディングコースは非常に難しいコースなので、よくコースの外に(略(^_^:::
高速周回路
 ワインディングコースのあとは高速周回路体験走行です。  ワインディングコースに比べれば気楽にクルージングできるかな〜と思っていたんですが、 やっぱりここもテストコースわけで、、、(^_^:
 「120 km/h 以上で波状路に入ると飛ばされるかもしれないので、必ず速度を守ってください(^_^)」  「わーい(>_<)」
説明を受けて慣熟走行後、また先導車+3台で走行開始です。
 景色を眺めながらのんびり、ではありませんでした!(>_<)  まず、そっと加速して波状路へ。  比較的柔らかいクーペのサスペンションでも体がシートの上で踊ってしまいます(^_^:
 ストレートから左コーナーのバンクへ進入、 横Gが縦Gに変化し、視界もナナメになって、先行車が前ではなく「上」に見えます!  うぉぉぉ変な感じです〜(>_<)  もちろん、スピードメーターは 180 km/h に張り付いたまま。  少しでも速度を落とすとバンクから落ちそう、 つまり 180 km/h が最低速度みたいなものです(^_^:
 バンクを抜けつつ縦Gが消え、ストレートを加速!したいところですが、 すでに 180 km/h なのでリミッターに当って加速できませーん!(>_<)
 周回路なのでまた左コーナー。  Rが大きいので ずーーーっと横Gが続きます。  体の方がメゲてしまい、160 km/h くらいで走っていました。  この状態でアクセル全閉にしたら高速スピンが体験できたかもしれませんね(汗)
 だいたい1周はこんな感じです。  これを3周×2セットしました。  時間に余裕があったので、希望者はさらに2周走れたんですが、私はパス。  車も人間も結構疲れて、タイヤを見ると減ってました(^_^:
 実は私kakepiは、高速周回路もバンクも初体験!  横−縦Gの変化は変な感じで新鮮でした(笑)
 「思ったより大変ではなかったですね(^_^)」  「それは NSX だからです。 インテグラに乗るとよくわかりますよ(^_^)」
 先導車の方、お疲れ様でした。  私なぞ6周だけでも大変だったのに、 その4倍も走って平気な顔しているんですからさすがです。
 ちなみにこのコース、高速周回路はブラックバードが初めて 320 km/h を記録したそうです。
 以上で体験走行は終了です。
【ワインディングコース 6.2km * 8 周】 【高速周回路 6.2km * 8 周】を走り、約 100 km の走行でしたが、 私としてはもう十分!と思えるくらい楽しめました。  何より、車も体も無事で良かったです(^_^ゞ
 心残りは、、、撮影禁止だった事くらいでしょうか!?(^_^:
総評
NSX NSX  ガンさん、清水さん、佐藤さんの講評です。
「先行車に離されても無理の追い付こうとはせずマイペースを守って走っている」事を 評価していました。  無理に追い付こうとすると、 リズムを崩して自分のペースを超えてコースアウトになりがちですからね。
 ガンさんは「次回があったら本気組とクルージング組に分けてね。 本気組は新車契約書にサインをしてから走るということで(笑)」と 本気とも冗談ともつかぬ事を言っていました(^_^:
【画像-左】ガンさん。 先導車なのに後続を置き去りにしちゃダメですよ(笑)
【画像-右】佐藤さん。 お世話になりました(^_^)
NSX  皆さんイイ顔をしていましたね(^_^)
テストコースは初めてでラインどりもわからないので 全開走行というわけにはいきませんでしたが、 それでも結構楽しめたと思います。
 全員とはお話できませんでしたが、 またどこかでお会いした時には鷹栖談義でもしましょうね。
 皆さん、お疲れ様でした!
【画像】プレゼンホール内にて、拍手♪。 ここは撮影OKです。
解散
NSX  こうして、それぞれが鷹栖そして北海道を楽しんだ充実した2日間は終わりました。  ん〜、何かこう達成感のようなものを感じます(^_^)
 ここからはまた自由行動です。  ホンダに NSX を預けて飛行機ですぐに帰る人、 また北海道ツーリングに行く人など。
 私たちとホンダのスタッフは、、、、、(^_^:

【画像】プレゼンホールと NSX 。 ここまでは撮影OKでした。
サイン会
NSX  解散後も関係者を囲んで NSX 談義です(^_^)
 「上原さん、これにサインお願いします!(^_^)」
 「お!? こりゃすごいな(^_^)」 呆れ顔?(^^:
 上原さんにサインをいただいてしまいました!
ところで、何にサインしてもらっているかわかりますか?
赤いですね。  そう、実は NSX のリアガーニッシュなのです(爆)
テールランプの間の【H】マークの部分です〜(^_^ゞ
 ガーニッシュに水が入ったので予備に買っておいたんですが、 サインしてもらったので使えなくなってしまいました(笑)
 私以外にも、リアのパーテーションガラスや、NSX-R のメッシュ・エンジンメンテナンスリッドなどに 白いサインペンで書いてもらっている人も!
 いい思い出になりますね(^-^)
【画像】リアガーニッシュにサインする上原さん。 家宝モノです〜(^_^) 「鷹栖にて」というのがポイントです。
 もちろん色紙にもサイン。 ガンさんにもサインいただきました。

塊石
熱き魂!  ホールの前に大岩が置いてありました。  さして高価なものには見えませんでした(失礼)が、立札を読んで納得でした。
「この岩石は、高速周回コースバンク部より切発されたものです。  バンク部の地質は、火山灰、泥炭、粘土、岩層等が混在し、 造成時には湧水・法面崩落を誘発し、又、硬質岩層除去には、悩まされた区間です。  コース建設を担った共同企業体(略)、日本舗道、 本田技研建設メンバーの熱き魂がこの「塊石」に込められています。        竣工を記念して 1996.5.24」
 なんて熱い話!(T_T) おかげで良いコースが出来ましたよ。
【画像】高速周回路のバンクから出てきたという塊石。 高さは 1 m ほど。
ホール前にて。
NSX  歓談も一段落して、ワガママな一行はホール前に NSX を並べて記念撮影しました(^_^ゞ  おかげで良い老後の思い出が出来ました。  一緒に並んでくれたスタッフの皆さん、ありがとうございました。
 またどこかでお会いしましょう!(^-^)

【画像】プレゼンホールの前にて。
 一歩違いで上原さんやガンさんとご一緒できませんでした〜。

来て良かった!
NSX  このイベントを企画してくれた NSX ホンダ関係者の方々、 どうもありがとうございました。  無理して参加して良かったです(^_^)
 次回は、15 周年に「NSX in ドイツ・ニュルブルクリンク」を企画して下さい。  でも、さすがに My NSX 持ち込みは難しいかな(^_^:
 それが無理ならまた NSX をル・マンに出して、皆で応援ツアーもいいと思います〜(^_^)
【画像】kakepi号と私。 単独ショットは初めてかも(^_^ゞ
 北海道ツーリングの続きを見る場合は、
【OffLine Meeting】【北海道ツーリング】【6/11】 をご覧下さい。

【序文】 【6/10】 【6/11】



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