News Democrat 2015年1月24日
化学物質曝露で過敏症になったアリゾナの人 ダニエル J. バンス(身障者記事ライター) 情報源:News Democrat, January 24. 2015 Disabled Arizonian affected by chemical exposure By Daniel J. Vance writes Living With Disabilities for more than 50 newspapers in the USA http://www.newsdemocrat.com/news/opinion_columns/151376558/ Disabled-Arizonian-affected-by-chemical-exposure 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2015年2月21日 このページへのリンク: http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/sick_school/cs_kaigai/USA/ Disabled_Arizonian_affected_by_chemical_exposure.html ある人々はマリオ・カゼッラのことを変人であると言う。 私は以前に彼のことをこのコラムで2回、特集しており、はじめからずっと、何が、環境病とも呼ばれる多種化学物質過敏症(MCS)に対するの彼の死活の戦いをもたらしたのかを追っていた。この病気は多くの健康関連ウェブサイトで、”環境化学物質又は外部化学物質への耐性不適により引き起こされる慢性の再発する病気”として定義されている。 2008年に、カリフォルニア州のスポーツバーで用心棒をしていた筋骨たくましい220ポンド(約100kg)のカゼッラは、バーの風呂場から漏れてくる漂白剤に繰り返し暴露した。2013年のこのコラムで、彼はその暴露について次のように語った。”わずかでも息を吸い込むと、肝臓に激しい痛みと燃えるような感じがあった。それ以来、私は、塩素、香水、コロン、車の排気ガス、そしてタバコの煙により身体的な不具合を感じるようになった”。 2012年には、彼はもはや働くことができず、妻に離婚された。彼の体重は、昨年には96ポンド(44kg)にまで落ちたが、現在は130ポンド(60s)である。 現在、彼には過去の生活の面影はない。最近の電話インタビューで、現在40歳のカゼッラは次のように述べた。”私はアリゾナ州のパタゴニアに住んでいるが、アリゾナには環境化学物質の被害を受けた多くの人々が、健康を回復するためにやってくる(訳注1)。ここの環境はよい。国中で最もきれいな空気がある。農薬も撒かない。現在、私は化学物質のない(free)男性用避難宿舎に住んでいる”。 彼は、太陽光発電による電気を利用する彼の避難宿舎の近くにあり、他の6人の MCS の人々が比較的近くに住む屋外の差し掛け屋根の下で寝袋に入って眠る。彼はまた、非アルコール性肝疾患を持っていると述べた。彼のストレスレベルは、文字通り、どのような化学物質曝露に対する急性反応をもしのぐ能力に影響を及ぼしている。 ”病院に行く時には、私はマスクをつけなくてはならない”と彼は述べた。”私の医師らは、最初は私のことを憂鬱症だと疑っていた。現在私は化学物質に非常に敏感であり、健康を取り戻そうとしているので、綱渡りをしているようなものである。私がやっていることは、平静を保つことである。現在私を医師を環境的に耐えることができるし、この病院は、例えば香水などを付けた人々で混みあうこともないので耐えることができる。昨年とは違い、私は現在、化学物質曝露の症状から回復することができる。ここでのきれいで、開放的で、新鮮な空気が私を生きながらえさせている”。 彼は次のように付け加えた。”私は、私のことを変人だと思った人々を責めない。化学物質過敏症を理解することは難しい。それが真実であると今、わかった”。 ダニエル J. バンスはアメリカの新聞50紙以上に”障害者とともに”に関する記事を書く記者である。このコラムは、Blue Valley Sod と Palmer Bus Service がスポンサーである。 訳注1:関連情報 アリゾナ州には Snowflake を含む下記の場所にMCSの人々のコミュニティーがある。 Tucson area, Prescott area, Verde Valley, Snowflake, Dolan Springs, Kingman, Rodeo
|