ベトナムで使用のオレンジ剤/ダイオキシンに関する
調査についての公開会議開催
情報源:米環境健康科学研究所(NIEHS)/プレスリリース 08/07/00 米環境健康科学研究所(NIEHS)は、ベトナムで使用されたオレンジ剤の被害に関する科学的な調査について討論するための公開会議を8月18日にカリフォルニア州モンテレーで開催すると発表した。 オレンジ剤はベトナム戦争中に枯れ葉剤として使用されたもので、汚染物質としてダイオキシン類を含んでいる。連邦政府官報でのNIEHSの発表によれば、会議は下記内容で行われる。
1) ベトナムでの調査を行う上での問題点を把握するための専門家による討論 会議は午前9時から午後5時までハイヤット リージェンシーのモンテレー・リゾート&会議センターで、第20回ハロゲン化環境有機汚染物質とPOP's-残留性有機汚染物質-に関する国際シンポジウムと同時開催される。このシンポジウムはダイオキシン研究者の定例年次会議である。NIEHSは、シンポジウムに参加予定の専門家や一般参加者の便を考慮して、時間と場所を設定した。 米国議会2000年度予算委員会報告書において、もしベトナム政府が米国とベトナムの科学者による共同調査を支援するならば、NIEHSは東南アジア、特にベトナムにおけるオレンジ剤とダイオキシンの健康と環境への影響調査を実施すべきであると強く勧告された。 NIEHS理事長ケニス・オールデンは「ベトナム政府はこの問題について、別の時期と場所でNIEHSと討議することに合意した。従ってモンテレー会議は、オレンジ剤とダイオキシンの健康と環境への影響についてより多く知るために、ベトナムにおいて調査を実施することに関するアメリカ各位のアドバイスを得ることが目的となる」と述べた。 (訳:安間 武)
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