お題<WBC・総括と課題>
第一回大会は日本まさかの優勝、という劇的とも言える幕切れ。シーズンに入ってるの
で、いささか遅い感もあるが、次回予定の2009年が俄然注目を集めるといってもいい。
2次リーグBの中南米勢はおおむね投手陣の健闘が目立った。ベネズエラ、ドミニカは
肝心の3.4番の不振が響いた。プエルトリコは得点被打率が最良だったが、要のビドロの
不在の影響か、守備の乱れに泣いた。
2次リーグAはまさかの展開。総合力の差で韓国が全勝。日本、アメリカはチームが一つ
になる前に終わった感があった。メキシコは1番遊撃ロブレス(LA)の不在が最後まで尾を
引いたが、最終戦で意地を見せ、米国敗退を演出した。
2009年への課題だが・・・
1.審判問題
大事なところである。現役メジャー審判不在では、肝心の大会がしまらない。野球には
国際ライセンスがない、という問題があるので、ここをクリアすべきだろう。現時点で
の一番の解決策は「第三者国の審判で行う」であろう。
2.大会の意義
出場辞退が目立ったが、問題なのは「コンディションの不良」ではなく「シーズンを
優先したい」という意見がおおかったこと。つまり、野球というスポーツには国の威信
をかけるという概念が含まれてない。中南米の選手が前向きだったのに対し、北米の選手
には、どちらかというと否定的、もっといえば「世界一を決める意義を見出せてない」
選手が多かった。クレメンスが前向きだっただけに、余計にそう感じてしまう。
3.開催時期
多分、次回も3月だろう。メジャーでは4〜10月までシーズンで、11月〜2月初旬までOFF
という形が固まっていて、なおかつTV契約がそういう仕組みに溶け込んでる。となると、
隙間があるのは3月のみ、となる。理想は10月だが、それは第3回以降になるだろうな。