水生昆虫たちともお別れし、新クヌギぼこぼこポイントへ
ここはKOMAちゃんも初めてのようで、開拓をかねながら
一通り見てみることに。
それにしても栃木のクヌギは変わっている。
樹皮めくれはあまりなく、電柱クヌギもほとんどないが
なぜかクヌギの樹皮がいびつなのである。
多摩地区では見られない光景だ。

昼間からカブトムシは堂々と樹液場を占拠している。
ミヤマクワガタも1匹だけだが確認できた。
とんでいる蝶の数も多く、素人ながらもオオムラサキは
わかったが、オレンジの羽をしたきれいなのも見かけた。
たぶん同じタテハ系のだと思うがいまいちわからない。

とにかくいくら時間があっても足りない・・。
このあとみんなでラーメンを食べて、いよいよ
オオクワの名産地福島檜枝岐へ向かう。
明るいうちに檜枝岐に着くだろうか?

檜枝岐に3時過ぎに到着。
ショップで売っている有名産地の町の名前があちらこちら
国道沿いの標識にでているのでどんな雰囲気の所かと思い
周りを見渡して見るが、どこ?と言うのが素直な感想である。
福島=ブナ林というイメージを想像していたが、普通の山々に
見える。中腹から頂上にかけてブナの木なのだろうが、
一見どこにでもある風景である。
山梨のオオクワ産地とはとにかく風景がまるで違う。
当たり前といっちゃ当たり前なのだろうが・・・。
とりあえずここは、夜の街灯周りということで次の有名林道へ
向かうことに。
日が暮れるまで着くだろうか?
夕方4時ちょっと過ぎにやっと着いた有名なH林道。
土曜のこんな時間でもうクワガタはいないだろうが、
雰囲気だけでもと林道を車で突き進む。
山梨の林道とほとんど変わらないなぁ〜と思いながら
一応ルッキングをはじめて見る。
親子ずれや他の採集者ともすれ違う。
そんなこんな歩いているうちにミヤマが・・・。
網をとりに戻ると、KOMAちゃん、もんさんが、キックで
ミヤマをゲット!60後半ぐらいの立派なオスである。
とにかくボーズでなくてよかったね。

山梨のヒメオオポイントではまずミヤマを見たことが
なかっただけにこの標高でいっしょにいるのが不思議な
感じがした。
ミヤマの比べっこするお二人さん。
ミヤマは、あちらこちらで見かけることはできるのだが
肝心のヒメオオがいない。
人が入っているからもういないのかな?なんて思っていると
JfKさんがヒメ発見!
やったぁー!とりあえず来たかいがあったぁー!
サイズも51mmとまあまあいいサイズ。
「これが福島のヒメオオかぁ〜」と言ってはみるものの
どこも同じだと思うのだがついつい言いたくなってしまう。

その後もヒメ、ミヤマと見つけ、最後にはヤナギの祠で
かき出し棒を使いアカアシを見る。
ヒメの林道でかき出し棒を使って採集する人は他に
いないのではなかろうか?
日も暮れ始めて来たので再び檜枝岐へ。
かき出し棒でアカアシを引っ張り出すJfKさん 強引に引っ張り出されたアカアシくん。

ふもとに下り着く頃には日も暮れ街灯もつき始めていた。
どこの外灯下にも誰かしらがオオの飛来を求め待っている。
道路沿いの店という店はすべてしまっているのに
外灯下だけは、人がたむろっている。不思議な光景だ。
職務質問でクワガタと言ってもまず信じてくれるだろう。
左は>>1さんにアドバイスしてもらった外灯。
ミヤマ、ノコ、アカアシがいた。
道路沿いの外灯をちょこちょこ見ながら宿へもどることに。
帰り道にやっと灯火を張っている方と出会い声をかけてみる。
実際ホントにオオクワは飛んでくるようだ。
いろいろ話をしているうちに、我々はもう帰るんですと言うと
これからが本番なのに。と
福島の灯火は深夜2時頃まで続くようだ。
クワガタで有名な焼き肉やさんです。 こんなんで飛んでくるんだ・・・と見つめる4人
とにかく朝から夜までいろんな刺激をうけほとんど満腹状態。
宿にもどり、JfKさんとはここでお別れ。

この後、昼間下見したポイントへ3人で出撃。
ミヤマ・ノコギリ・カブトなどを見て再び宿に。
翌朝、疲れもあるのでそのまま帰宅解散する。
KOMAちゃんが地元に精通していてくれたおかげで
大いに楽しめました。幹事ご苦労さまでした。