ヒラタケ系菌糸瓶に生えてきたキノコを培養

普通に培養
菌糸瓶の蓋をとりニョキニョキ生えてる
キノコの一部を切り取り注射用水に溶かし
上澄み液をサブロ−寒天培地に塗り

平均室温20゜C
の部屋に放置する。
ただし、菌糸瓶のマットをいっしょにとらないようにした。
やり方はカビを培養するやり方と同じ方法

塗ってから3日目
所々にコロニ−が見える(左下写真)

塗ってから10日目
きれいにシャ−レ全体に菌糸が広がった
他の菌やカビはいっさい見あたらない。

培地にもニョキニョキきのこらしき物が伸びてきた

左半分に、市販の水虫の液を塗る
シャ−レ左半分にまず、市販の水虫薬(抗真菌剤)の液体をぬり、それから全体に
上記と同じ方法で全体にぬって様子を見た。

塗ってから4日目・・・右半分にコロニ−は見られるが、左半分には見られない。
塗ってから8日目・・・やはり左半分には、菌糸がいっさい生えない。

抗真菌剤を塗ることにより菌糸が発育しないということは、菌糸瓶のキノコも真菌類というのが
当たり前のことなのだが実際に目のあたりにしてみるとよくわかる。
菌糸瓶の蓋の裏に水虫の薬を塗っておくと表面上のカビが生えにくくなるかもしれない。

青カビと菌糸をシャ−レに半々生えさしてみる
寒天培地の栄養分(糖)がなくなると
どうなるかだ。


残念ながらそのまま5日間ほっといてみても
そのままかわらずの状態が続いている
培地もほとんど乾いてしまった。

お互いに栄養分もなくなり活動が
収まっているようだ
次に、青カビのほうにブドウ糖溶液を
少し噴霧して様子を見る


3日後青カビが息を吹き返したように
菌糸の方まで覆ってしまった。
やはり青カビには、適度な水分と栄養があると
あっという間に活動を開始しするようだ。

菌糸瓶飼育における青カビの発生は、水分の
過剰(高湿度)、菌糸の生育が
弱まってきた時に勢いを増すのがわかる。

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