アイルランド旅行記 / 3 日目

アイルランド入国編

さて,いよいよアイルランドに向けて飛ぶ日です.ホテルのチェックアウ トをすませ,Paddigton 駅から Victoria 駅へと向かいます.これは,黄色の Circle Line を使って一本でした.地下鉄の Weekend チケットはこの日も使 えたのですが,Victoria 駅で適当な人いればあげようとも思ったのですが, つい声をかけそびれてしまいました.(^_^;)

さて,前日の下見通りにチケット売り場へ行って,切符を買います. Gatwick Express はノンストップですし,特に行き先も気にせずに乗れたので 楽でした.切符もスタンダードかファーストかを言うだけでしたし,乗ってか らも検札が来ただけです.私は利用はしませんでしたが,Victoria 駅では, British Airways なんかは,駅でチェックインが可能なようでした.

さて,一つだけ心配なことがありました.ガトウィック空港は南北二つの ターミナルがあって,ダブリン行きはどちらからかが分からなかったことです. 列車は南の方に着きましたが,駅を降りるとすぐに案内の標識があり,すぐに 分かりましたが.どうやら南のターミナルから出るようでした.


さて,あまり飛行機に乗りなれていない私は,結構早く空港に着いてしまっ たようです.でもまあ荷物持ってうろうろするのもナンですし,チェックイン を済ませてしまうことにしました.カウンターに行くと,“英語を話せるか?” と質問されましたので,もちろん“No”と答えると (^^;),荷物に関する注意 が数か国語で書かれた紙を持ってきて,“OK か?”と質問されました.さすが 国際空港 (あたりまえか… ^_^;).というわけで,無事チェックインもおわり, ボーディング・パスを見ると,どのゲートか書かれていません.まあ,早すぎ てまだ決まってないだけだろう,と勝手に解釈して,ひまなので空港内の免税 店なんかをうろうろ.そのうち案内のディスプレイに出るだろう,と思ったり していましたが,これがさっぱり出ませんでした.私の乗るよりあとの飛行機 のゲートとかは出ているのに….

とまあ空港内をうろうろしているうちに,Board Time も近づいたことです し,出国手続き (とは言わないが) をしよう,ということで,カウンターの方 へ行くと,アイルランド専用のゲートがありました.アイルランドは国内扱い ですし,パスポートも要りませんでした.

というわけで,出国してゲートの確認をしようと案内のディスプレイを見 ると,まだゲートが発表になっていません.う〜ん,と思っていると,どう見 ても私と同じ飛行機に乗るような感じの人も,ちょこちょこと確認しているの を見て,ちょっと安心して,ベンチでゲートが発表になるのを待ちました.な んで,その人が同じ飛行機に乗る人なのかが分かったのか忘れてしまいました が (もちろんしゃべったわけではありません),なぜか分かったんですよね〜.

そうこうするうちに Board Time になってしまいましたが,まだ発表にな りません.うむむむ,ちょっと心配になってきたぞ.と思っていると,出まし た!! なんと,出た途端に“Last Call”の文字と共に点滅し出しました.なん じゃ,これは.あとで聞くと,テロ対策でギリギリまで発表にならないのでは ないか? との事でしたが,本当の所は分かりませんでした.まあ,ギリギリと いう事で,ちょっと早足でゲートの方へ向かうと,なんだ,そこでまた 30 分 以上待たされました.飛行機がまだ着いていないようでした.

そのうち飛行機が着いたようで,ダブリンからの客 (?) がぞろぞろと出て きました.さらにしばらく待たされた後,ようやく飛行機へ.見ると,50 人 乗りぐらいの飛行機で,British Airways のロゴはなく,“City Jet”と書か れた白と緑と赤の飛行機でした.そういえばチケットにも,BA8000 〜 BA8199 便までは CityFlyer Express Limited が運行,見たいに書いてありました. 提携会社でしょうかね.長距離バス代わりという感じです.

そういう飛行機なので,結構いい加減と言うか,のんびりしていると言う かで,なんと私のチケットに書いてある席には,すでに人が座っていました. しかも,その人のチケットにも確かにその席番が書いてあります.おいおい, どういうこっちゃ? スチュワーデスに言うと,なんかペラペラとしゃべりだし ましたが,さっぱり理解できなかったので,向うもあきらめて,そこに座れ, というようにジェスチャーで示されてしまいました.後で考えると,“一人か?” という質問をしていたようです.(^_^;) この飛行機の (というか発券の) いい 加減さは他にもあって,私の後ろのおばさんなんて,チケットに書かれた席 なんて,その飛行機に存在しない番号だったようです.それでも,さすがに人 数だけは合わせてあるのか,全員が無事に座れて,離陸しました.

私のとなりは 10 才ぐらいの子供の一人旅のようでした.そういえば,ど なたかのアイルランド旅行記のページにも同じような事が書いてあったな,な んて思いながら,ダブリンまで,その子供の相手をしていました.何を言って いるのか半分ぐらいしか理解できなかったけど….(T_T)途中で,その子供は スチュワーデスに言って,操縦席を見せてもらっていたようです.結構気軽に 見せてもらってましたから,よくあることなのでしょう.


さて,ダブリン空港に着陸した後は,タラップで降りて,飛行場の滑走路 みたいなところをてくてく歩いて空港ビルへ.う〜ん,なんかローカルでいい ぞ.:-) 荷物が出てくるのを待つ間,両替をしました.

荷物を受け取って外に出ると,出迎えの親父がいたので,空港のレストラ ンで昼食.まだ勝手が分からないのでうろうろ.ちなみに親父もアイルランド へ来て数ヵ月で,英語も私とほとんど変わらないレベルなので,同じようにう ろうろ.:-)

昼食後は,とりあえず荷物を置きに行こう,ということで,親父の家へ車 で向かいました.途中でラウンドアバウトの通り抜け方なんかを説明してもら いながら.空港からは M1 という高速 (ダブリンからベルファストまで通って いるが,ダブリン近郊のみ自動車専用.他の地域では N1 という) を通って, 中心部へ行ってから,いろいろ通って家へ.

アイルランドへ着いて数日はダブリンをうろうろしようと思っていたので, ひとまず親父にダブリンの中心部をざらっと案内してもらうことにしました. 親父の家の近くには Dart という近郊列車が通っていて,その駅からダブリン 中心部まで 0.8 アイリッシュポンドでした.ちょうど街の中心に Tara Street という駅があって,そこがちょうど真ん中なので,そこを良く利用し ました.帰りは同じ Tara St. か Pearse か Connolly 駅のうちの近くから電 車に乗って帰っていました.

オコンネルの像をバックに記念撮影

まずはダブリン中心街の中心ともいえるオコンネル橋へ.そこでオコンネ ルの像をバックに記念撮影.(^_^;) このオコンネルさんは,19 世紀のカトリッ クの解放運動の指導者で,ダブリンの中心の通りは,この人を記念して名付け られています.丁度,この橋はいい場所にありますので,分からなくなったら ここへ戻ってくればよい,というアドバイスももらいました.まあ,この日は どこかを見るという事もなく,大体の中心街の構造を教えてもらっただけで, 家へ帰りましたが,まだ時間があったので,家から中心街と反対の方向の Howth 方面 (Dart の終点) に見晴らしのいいところがある,ということで, そこへ車でつれていってもらうことにしました.


Howth のゴルフコースからダブリン中心街方面を望む
Howth

Howth Road という海沿いの道をしばらく進んで,Howth のゴルフコースへ 行く道を入ります.入り口付近には Howth Castle というのがあって,今は自 動車博物館になっているようです.車がないとちょっと不便なところではあり ます.その道を丘に上がっていく感じで上っていくと,ホテル,ゴルフコース があって,そこからダブリン方面を見ると結構な眺めでした.夜景もきれいだ そうですが,そんな時間まで待っていられないので,ホテルの喫茶店でお茶を 頂いて,退散しました.喫茶店は我々だけで,他の客は全員パブで飲んでまし たが….:-)

その後は夕食ということで,家の近くに昔の城があって,そこがパブとし て営業している,ということで,そこへ連れていってもらいました.さすがに 昔の城で,それなりの風格がありましたし,客層も近所のファミリーとかが中 心で,店の雰囲気も良く,気に入りました.1 階の奥ではショーをやっている ようでしたが,プログラムを見ても,何のショーかもさっぱり分かりませんで したので,結局一度も見ませんでした.2 階はレストランになっていました. ダブリン中心街に泊まっていたらちょっと来にくい所ですが,機会があれば是 非いってみる価値はあると思います.ただ,レストランの味はたいしたことあ りませんでしたが.パブで頂いたソーセージは美味しかったです.それに何と 言ってもギネスは最高!! でも,地元の方でもギネスは苦手な人もいるようで, そういう人はハイネケンとかを頼んでいました.



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