3.電気回路 橋本さんの原稿を元に、鈴木がHTMLにしました。
(1) オームの法則
(2) 抵抗器の表示
抵抗器には、抵抗値が数字で書いてあるものと、カラーコードで表したものがある。
(3) 発光ダイオードを光らせよう
(Light Emitting Diode)
LEDを光らせるには、順方向バイアスをかける。
LEDを直接電池につなぐとLEDが焼き切れてしまうので、保護抵抗を直列につなぐ。
LEDの両端にかかる電圧は約2Vになる。
LEDを流れる電流が5〜30mAになるように保護抵抗の値を決める。
問 電源電圧を9V、電流値を10mAとして、必要な保護抵抗の値を
求めよ。
やってみよう
実際に回路を組み立てて、LEDを光らせてみよう。
(LEDの向きに気をつけること)
(4) トランジスタのスイッチ回路
ON
ベースに少しだけ電流を流す。
↓
【 】
OFF
ベースに電圧を加えない。
↓
【 】
やってみよう
上の回路図を参考にして、指で触れるとLEDが光るセンサー回路をつくろう。
(サンプルと同じ動作をするもの)
(5) 論理回路(ゲート回路)
ディジタル機器の中で、2進数(0と1)の基本的な演算をする回路。
@AND回路 AOR回路
すべての入力が1のとき 入力に1つでも1があれば
だけ出力が1になる回路 出力が1になる回路
BNOT回路(インバータ) CNAND回路
入力と逆の信号を すべての入力が1のときだけ出力が0になる回路
出力する回路 AND回路+NOT回路
DNOR回路 入力がすべて0のときだけ出力が1になる回路 = OR回路+NOT回路
やってみよう
表計算ソフトでも論理演算ができる。
1−2−3でこれらの論理回路の入出力の関係表を
作成し、これらの表の空欄を埋めよう。
*論理演算子 #AND#
#OR#
#NOT#
(6) 論理回路をつくろう
やってみよう トランジスタを使って論理回路をつくり、動作の様子を確かめよう。
@ブレッドボード上に、以下の回路を組み立てる。
A電圧による信号の入出力が一目で分かるように、A,B,YそれぞれにLEDを付ける。
(NOT回路の出力Yを見るためのLEDを参考に、各自適切にLEDを加えること)
B回路図のAやBを0Vや9Vにつないで0と1を入力し、出力の変化を見る。
@NOT回路 AOR回路
BAND回路 CNAND回路(友達2人で協力する)
(7) 演算回路
論理回路の組合せで二進数の計算ができる。
@半加算器
下図の論理回路の組合せによる、入力と出力の関係を考えよう。
|
入 力 |
出 力 |
A |
B |
C |
S |
0
0
1
1 |
0
1
0
1 |
|
|
|
・この入出力の関係は【 】ケタの二進数の【 】と同じ。
・ただし、この回路では上位への【 】はあるが、下位からの【 】がない。
↓
不完全な【 】なので【 】という。
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A 被加数
B 加 数
S 和
C ケタ上げ
|
A全加算器
下位からの【 】を取り入れた加算器を【 】という。

Cin 下位からのケタ上げ
Cout 上位へのケタ上げ
|
|
入 力 |
出 力 |
A |
B |
Cin |
Cout |
S |
0
0
1
1 |
0
1
0
1 |
0
0
0
0 |
|
|
0
0
1
1 |
0
1
0
1 |
1
1
1
1 |
|
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|
全加算機は、半加算器2個とOR回路で構成できる。
やってみよう
実際に回路を組み立てる代わりに、『加算回路.123』を用いて半加算器と全加算器の
動作を確かめよう。
半加算機1つ、全加算機2つをうまく配線すると、3bitの加算回路を作れる。
表計算上で、セルに参照したいセルのアドレスを書くことが、回路では配線を結ぶことに当たる。