.電気回路  橋本さんの原稿を元に、鈴木がHTMLにしました。

(1)
オームの法則
 
(2) 抵抗器の表示
 抵抗器には、抵抗値が数字で書いてあるものと、カラーコードで表したものがある。
 
(3) 発光ダイオードを光らせよう
   (Light Emitting Diode)
 
  LEDを光らせるには、順方向バイアスをかける。
  LEDを直接電池につなぐとLEDが焼き切れてしまうので、保護抵抗を直列につなぐ。
  LEDの両端にかかる電圧は約2Vになる。
  LEDを流れる電流が5〜30mAになるように保護抵抗の値を決める。
         電源電圧を9V、電流値を10mAとして、必要な保護抵抗の値を
           求めよ。
 
       やってみよう
         実際に回路を組み立てて、LEDを光らせてみよう。
           (LEDの向きに気をつけること)
 
 
(4) トランジスタのスイッチ回路
 
 ON
  ベースに少しだけ電流を流す。
     ↓
   【           】
  OFF
  ベースに電圧を加えない。
     ↓
   【           】
 
 やってみよう
  上の回路図を参考にして、指で触れるとLEDが光るセンサー回路をつくろう。
               (サンプルと同じ動作をするもの)
 
(5) 論理回路(ゲート回路)
 ディジタル機器の中で、2進数(0と1)の基本的な演算をする回路。
   @AND回路                   AOR回路
    すべての入力が1のとき               入力に1つでも1があれば
    だけ出力が1になる回路               出力が1になる回路
 
   BNOT回路(インバータ)            CNAND回路
    入力と逆の信号を                  すべての入力が1のときだけ出力が0になる回路
    出力する回路                     AND回路+NOT回路
 
 
   DNOR回路 入力がすべて0のときだけ出力が1になる回路 = OR回路+NOT回路
                      
 やってみよう
   表計算ソフトでも論理演算ができる。
     1−2−3でこれらの論理回路の入出力の関係表を
     作成し、これらの表の空欄を埋めよう。

   *論理演算子 #AND#
             #OR#
              #NOT#
 
 
(6) 論理回路をつくろう
 
やってみよう トランジスタを使って論理回路をつくり、動作の様子を確かめよう。
 @ブレッドボード上に、以下の回路を組み立てる。
 A電圧による信号の入出力が一目で分かるように、A,B,YそれぞれにLEDを付ける。
  (NOT回路の出力Yを見るためのLEDを参考に、各自適切にLEDを加えること)
 B回路図のAやBを0Vや9Vにつないで0と1を入力し、出力の変化を見る。
 
 
@NOT回路                    AOR回路
BAND回路                    CNAND回路(友達2人で協力する)
 
(7) 演算回路
  論理回路の組合せで二進数の計算ができる。
 @半加算器
  下図の論理回路の組合せによる、入力と出力の関係を考えよう。
       




 
入 力 出 力









 



 
 
  ・この入出力の関係は【  】ケタの二進数の【    】と同じ。
  ・ただし、この回路では上位への【     】はあるが、下位からの【     】がない。
                            ↓
                 不完全な【    】なので【      】という。
 
         A 被加数
    B 加 数
    S  和
    C ケタ上げ


 A全加算器
  下位からの【     】を取り入れた加算器を【      】という。

    

    Cin 下位からのケタ上げ
    Cout 上位へのケタ上げ



 
  入  力   出  力
in out  S












 



 












 



 
  全加算機は、半加算器2個とOR回路で構成できる。
      
 
 やってみよう
  実際に回路を組み立てる代わりに、『加算回路.123』を用いて半加算器と全加算器の
 動作を確かめよう。
 
  半加算機1つ、全加算機2つをうまく配線すると、3bitの加算回路を作れる。
 表計算上で、セルに参照したいセルのアドレスを書くことが、回路では配線を結ぶことに当たる。

【 ハードウェア(デジタル回路の基礎)_3 】