エクセル実践塾 > 特集「条件付き書式」

条件付き書式を使って、奇数行のセルだけを塗りつぶす

 

ROW関数で得た行番号を、MOD関数で除算すれば、その余りで奇数行と偶数行を判別できます

ROW関数では、次のような書式で、対象となるセルの行番号を知ることができます。

ROW(セル番地)

MODは、次のような書式で、数値を除数で割ったときの剰余を返す関数です。割り切れた場合には、0が返されます。

MOD(数値,除数)

この「数値」としてROW関数による行番号を指定し、「除数」を2とすれば、MOD関数の戻り値でその行が奇数行か偶数行かを判別できます。

Excel 2013/2010/2007の場合 | Excel 2003/2002の場合

 

@条件付き書式を設定する範囲の、左上隅のセルを選択します

 

ACtrl+Shift+Endキーを押して、リスト全体を選択します

Ctrl + Shift + End キーは、データが入力されている最後 (右下隅) のセルまで選択範囲を拡張するショートカットキーです。

B「書式」メニューから「条件付き書式」を選びます

C「数式が」を選びます

D数式欄に半角で「=MOD(ROW(」と入力します

E選択中のセル範囲の左上隅のセルをクリックします

セル範囲を選択しているときには、その左上隅のセルが、条件付き書式の基準となります。

FF4キーを3度押して、セル番地の絶対指定を解除します

Gセル番地に続けて、半角で「),2)」と入力し、条件式を完成します

 

H「書式」ボタンで適当な書式を設定して、「OK」ボタンをクリックします

I奇数行のセルだけが塗りつぶされます

条件式「=MOD(ROW(A2),2)」は、偶数行のセルで0を、奇数行のセルで1を返します。0は偽(FALSE)を表す数値なので、偶数行のときには書式が適用されず、奇数行にのみ書式が適用されることになります。

ちなみに、偶数行を塗りつぶしたいときには、「=MOD(ROW(A2)+1,2)」という条件式にします。このような条件式にすると、奇数行のときに0が返されるようになるので、偶数行にのみ書式が適用されます。

 

ソースネクスト

NEC「得選街」

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