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土曜日の日にちを青色で、日曜日の日にちを赤色で表示したい

 

WEEKDAY関数を使った、条件付き書式を設定します

「2017/9/25」のような年月日形式で日付が入力されていれば、 表示形式をユーザー定義することで、その曜日を表示することができます。

ただし、その曜日は表示のみで、実体は日付なので、その曜日の文字を条件にした条件付き書式は設定できません。

条件付き書式で曜日による色分けを行うときには、 WEEKDAY関数で対象となる日付の曜日を調べて、それを条件にします。

このWEEKDAY関数の書式は次のようになります。

WEEKDAY(シリアル値,種類)

シリアル値:日付データ(シリアル値)の入力されているセルを指定します。

種類:1〜3のいずれかの数値を指定することで、曜日を表す整数を変えることができます。
1 または省略した場合は、 1 (日曜) 〜 7 (土曜) の範囲の整数となります。
2を指定した場合は、 1 (月曜) 〜 7 (日曜) の範囲の整数となり、平日(1〜5)と土日(6,7)の区別が容易となります。
3を指定した場合は、0 (月曜) 〜 6 (日曜) の範囲の整数となります。


Excel 2016/2013

 

@作例では、年月日形式で入力されている日付を、表示形式で日にちのみの表示にしています

A作例の曜日表示は、日付のセルを参照して、それを表示形式で曜日のみの表示にしています

B日にちと曜日の表示されているセルすべてを選択してから、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「ルールの管理」を実行します

複数の条件付き書式を設定するときには、「ルールの管理」が便利です。

C「新規ルール」をクリックします

D「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄に半角で「=weekday(」と入力します

E選択中のセル範囲のアクティブセル(反転しているセル)をクリックで指定します

クリックしたセルの番地が、数式に追加されます。

FF4キーを3度押して、追加されたセル番地を相対指定に変えます

G半角の綴じ括弧と、「=1」を追加して条件式を完成させ、適用する書式を設定します

「OK」をクリックして、「ルールの管理」ダイアログボックスに戻ります。

※WEEKDAY関数は、引数「種類」の指定を省略すると、日曜日は1で表されます。

H「適用」をクリックして、設定した条件付き書式が正しく働くことを確認します

Iもう一度「新規ルール」をクリックして、今度は土曜日のための条件付き書式を設定します

WEEKDAY関数は、引数「種類」の指定を省略すると、土曜日は7で表されます。

J「適用」をクリックして、2つの条件付き書式が正しく働くことを確認します

●日付の表示形式の変更や、土日の色分けの方法などを、シフト表のカレンダー作成で説明する動画です