2010年11月28日 16:00開演
12月19日 16:00開演

星組公演『 宝塚花の踊り絵巻/愛と青春の旅だち 』
於 東京宝塚劇場


最近星組のレポを書くたびに同じこと言ってるのですが、
ちえちゃん(柚希礼音)、超かっこいい…………!!!
大スター、大スターだよ…!!!!!!
思わず「誰よりかっこいい!!!!!!!!!」と口走り、
慌てて「…現役では!」と
瀬奈じゅんファンたる言い訳を付け加えなければならなくなるほど、
その格好良さに打ちのめされました(*>_<*)。

今いくつよ…85期生、エイティーファイブ!なのよね。
だから、研12?
研12の頃の瀬奈じゅんサンは…ああ、ちょうど月組に異動した頃ね。
当時やっぱり「誰よりかっこいい」と思ってたけど(あ痛!)、
でも、こんなに完成されてはなかったよね、たぶん。
ああ、超カッコイイ…!!!
(すみません、語彙がないばかりに「超かっこいい」だけで構成されるレポ…)

しかも、確か中卒だよね…末オソロシイ……!!!
いったい、いったいどこまでこの男役さんは突き進むのか!!!!!
やんちゃな笑顔に、色気も出てきて…表現力も大変なことになってるし、
ああ、なんてこと…!!!
これで「おぅあ!!」とでも叫ぼうものなら、討ち死にすること必至。

『宝塚花の踊り絵巻ー秋の踊りー』

第1場 プロローグ

「チョンパ」はいいね☆
あの、華やかな明るさ。
あの提灯、ぼんぼり?とキラキラしたお着物が、大衆演劇を思い起こさせるけど、
それもまた宝塚なのだろうなと思ったり。

第2場 菊慈童

松本悠里先生は、さすがにお年を感じるようになってきましたなあ。
そしてあのゼンマイ仕掛けの人形らしさ。
大道芸人のパントマイムのひとと競わせたい(すみません)。

第3〜5場 驟雨

紅ゆずるくんの爆上げっぷりに驚いたシーン、第1弾。
てか、和物化粧だったこともあって、
一回目に観たときは途中まで「誰だろう、これ」と思ってた。正直。

そして、このショーは、
ちえちゃんの太ももを拝むためのものだったということを認識しました(*>_<*)。
オペラにしがみついて観ているものだから、
あの拍手が入れられなくてゴメンナサイ。

でもなにげにちえちゃんの立ち回りも格好いいけど、
日本刀を、舞台を横切って投げて受け取る二人もものすごいと思うのデス☆

ねねちゃんは可愛いなあ。

第6場 山の詩(麦や節)

このシーン、実は一番無駄のない締まった踊りをしてるのって
すずみん(涼紫央)な気がしてならない今日この頃。

第7場 波の詩(おけさ幻想)

中詰め。勢いのあるシーンですごく好き。
ちえちゃんが「♪あああ〜〜〜」しか歌ってないのに、超かっこいい。魅せる。

第8場 月と尾花

このシーンを見るたび思い出すのは、
ツイッターで話題になっていた、
朝日新聞に掲載された上野千鶴子の人生相談の回答。
70代女性の「30代の彼と別れられません。
キスまでの関係で、年間300万円に達する贈り物をしている」という悩みに対し、
「ペットだと思えば腹も立ちません」と一刀両断した、あの名回答(笑)。
さすがに私は転載できませんが、
「上野千鶴子 人生相談 ペット」とかでググると出てきますよ☆

えーと、このシーンについて、
これ以上のコメントは差し控えさせていただきます。

第9場 雪

「秋の踊り」なのに、冬になるんだー、でも綺麗ねーと思いながら観ていると、

第10場 早春

あっという間に春がやってきます(笑)。

第11場 花吹雪

いつも和物のショーを観るたびに思うのですが、
「毛槍」って本来は何に使うものなのでしょう?
火事のときに使うのとは違うよね。
火が移っちゃいそうだもんね。

第12場 花の踊り絵巻

フィナーレですね。
またちょうちんが出てきて、お花見状態☆
気づくと「♪よいよいよおいやさ〜〜〜」と口ずさむ自分に吃驚。

そして、トップ娘役的扱いは松本有里先生に来るのね(>_<)。

『愛と青春の旅だち』

すみません、映画観たことありませんでしたー。
でもきっと、この公演の男声比率が驚くほど高いのは、
やっぱりこの演目のおかげもあるでしょうねー。

しかし、原作には
「ちゃんちゃらおかしいわ!」(しかも決めゼリフ)とか、
「河岸を替えましょ!」 なんて台詞がないと信じてる。
ホント、石田先生頼みます。
東京都条例の改正案も可決されちゃったしさ。

■ザッカリー・メイヨー(ザック):柚希礼音

ちょーかっこいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(*>_<*)。

まず冒頭の、ジーンズ姿の足のハンパない長さに釘付け!!!

その後も、何着てもカッコイイーーーーーーーー!!!

しかも、ますます歌も上手くなって聴かせるし、
踊らせれば水を得た魚。
あの、飛行機の前でみんなで踊るシーン、
ジャンプするときの滞空時間の長さと飛び上がった下の空間の広さ(*>_<*)。
シドが死んでしまった後だったか、
慟哭しながら歌うときの表現力(*>_<*)。
花道の壁を叩いて嘆いた後、振り向いたところにピンスポットが当たって
瞳が爛々と輝いて。

「フォーリーに勝ったぞ!」と帽子を投げるときに、
何を気にしているのか低空飛行なのだけが残念(笑)。

■ポーラ:夢咲ねね

てかねえ、ちえねねが好きなのですわー(*^ ^*)。
あの、コテージの庭で、
ポーラを後ろから抱きしめて首筋に顔を埋めるちえちゃん…!!!
舞台写真では、1回目の、抱きしめて語るところなのですが、
で、できれば、2回目の、もう、ちえちゃんの顔が半分埋まって見えないような、
あの写真がほしいです、安西先生…!!!

しかし、ねねちゃんは何人も平手打ちの刑を科さなければならなくて大変ね(^ ^;;。

■フォーリー軍曹:凰稀かなめ

1回目に観たときより、2回目に観たときの方が線が太くなっていて
(足は細いけど)、良かったデス(*^ ^*)。

でも、ごめん、超惜しむらくは、
声質が薄いことだよね(^ ^;;。
わざと声をつぶして言ってる「ディー・オー・アールだ」とか、
微妙にザンネン。

好きなのは、ザック達が卒業したあと、
次の期の学生達が入ってきたところで、
ザック達にしたのと同じ話をしてるところ☆
原作通りなんだろうけど。
しかも「ゲイ」って、タカラヅカで初めて聞いたかなあ(笑)。

■ペリマン:涼紫央

ちえちゃんの短髪も超好き(ザネリを思い出す)だけど、
すずみんの短髪もいいよね(*^ ^*)。

そして入学時の首から提げたカメラが、
一瞬「この人、日本人観光客?」と思ってしまってごめんなさい。

■校長:磯野千尋

ちょっと説明クサイ台詞だったりもするけど、いいっすね☆

■バイロン:英真なおき

下卑た父親役、上手いなあ…!!

■ポーラの母:万里柚美

柚美姉さんのポーラに対する愛情が見えてましたよ。
なにげに、ラストシーンでザックがポーラに迎えに来たときに、
暗転していこうとする後ろで柚美姉さんにれみちゃんが嬉しくて抱きついているのが、
こっそり贖罪のようで安心する。

■デラセラ:夢乃聖夏

こういう役が来るとは思わなかったので吃驚した。
MITを卒業したのに、その技術を生かさないのはもったいない…!!

■シド:紅ゆずる

一人で銀橋、渡りきったよ…!!(爆上げに驚くこと2回目)
いっそ夢乃聖夏ちゃんより目立つ役だよね。
微妙に役作りが、マーキューシオにかぶるけど…(しーっ!)。

■リネット:白華れみ

れみちゃんが、これを次に生かすチャンスだと捉えることを期待(*>_<*)。
でも、いやな子だけど、熱演してる。上手い。上手いよ。
「遅れてるの…」なんて言わされてるのに…!!!

ここまでが主なキャストに載ってるひとだけど、
あと気になるのはシーガー役の音波みのりちゃん。
ていうか、ちえちゃんに手を引かれて飛行機に上ったり、
障害物競走をやりとげてちえちゃんに抱っこされてぐるんぐるんしたり、
おやおやまあまあ…?(*^ ^*)
今度、メイちゃん、なんだよね。気になりますー。可愛いし。
(和物ショーで、さっぱり分からなかったけど…和物メイクは難しい!)

 

そして今回の見どころの一つは、
フィナーレの男役群舞にあると思うのです!
センターのちえちゃん!!! 超かっこいい!!!
あの、軍服ちっくな燕尾の群舞。
ちえちゃんしか観てないので実はよく知らないのですが(爆)。
でも、あのちえちゃんを観るためだけに、
DVDが欲しくなったのもホントの話(*>_<*)。
まだ買ってないけどな。

上にも書いたけど、短髪がちょっとザネリ(「イーハトーブ夢」)を思い出させ、
またその表情のやんちゃさがザネリを思い出させる。
かと思いきや、後ろを振り向くときにいつまでも視線を真正面に残したり。
センター最高!!
ずいぶん、ずいぶん色気のある表情をするようになりましたコトよ、皆さま(*>_<*)。
超かっこいい!!!!!

デュエットダンスも、本当にイイ!
てか、この二人、足早いよね…(爆)。
機敏、というだけでなく、あっという間に銀橋に出てくる(笑)。
そして、ひたすら相手役さんを見つめて笑顔、というのも何より嬉しい(*^ ^*)。

ああ、ホント素敵でしたー(*^ ^*)。
タカラヅカって、やっぱりこうでなくっちゃね☆

…さて、このレポで、私はいったい何回「超カッコイイ」と言ったでしょうか(笑)。

 fin