今年不惑だというのに、
どうしてあんなに可愛いの!!!(爆)
スミマセン、けっこう頭の中はそれで占拠されてます。
お芝居の最後の方は馬鹿みたいに
「ちょー可愛い、ちょー可愛い!」と連呼してました、心の中で。
だってホントに、ちんまりして、可愛いんだもん!!!
むぎゅーって両手の中におむすびを握るように閉じこめたい感じ
。
…のっけから馬鹿モードでホントすみません(^ ^;;。
ええ、今回の主演・西川貴教くんのことです。
初見のときにツイッターでも書きましたが、
あんなに可愛い彼が今年不惑だなんて。すごいことだ…。
えーと、とりあえず落ち着いてみましょう。
でも、これから全国を回るミュージカルということもあるので、
あんまりネタバレもできないよね。
これからご覧になる方は回れ右していただいた方がいいかも。
いいかな?
それではまず、簡単なあらすじからー。
1912年夏のアイオワ、リバーシティーに、
詐欺師のハロルド・ヒル(西川貴教)がやってきた。
いままで、アメリカのさまざまな街で行ってきたのと同じように
ブラスバンドを作るという名目で
街の子どもたちに楽器や教則本、ユニフォームを売りつけようとするハロルド。
街の人たちはあっという間にハロルドの口車に乗って
ブラスバンド&バレエブームが巻き起こるが、
お堅いピアノの先生・
マリアン(彩乃かなみ)はそんな彼を怪しみ、
正体を探ろうとする。
だが、父の死に心を閉ざしていた弟・ウィンスロップ(吉井一肇)までもが
彼のおかげで心を開いていく様子を見、
マリアンも少しずつ彼に惹かれるようになって…!?
ちょっと導入部分がタルかったりはするものの、
子役のうまい使い方と、
かなみちゃんの柔らかな歌声と、
西川くんのエセ可愛さ(ほら、基本的に詐欺師だからうさんくさいのよ)と、
その後のストーリーの広げ方と納め方がとても上手くて、
宝塚ファン的に言えば、
質のとても良い『パリ空』って感じ。
あれもペテン師のお話でしたなあ。
冒頭から書いた西川くんのことは置いておいて、
そのほかのキャストのことを綴りつつ、
かるーくこのお話を振り返ってみましょうか。
■マリアン・パルー:彩乃かなみ
グウェンドレン(『Ernest in Love』)を彷彿とさせるマリアン。 当て書きのようにすら思えるマリアン。
お堅いピアノの先生&図書館の館長さんながら
恋に対する乙女心はとても愛らしく、
しかしここぞという時には
自分から押し倒したり杖を折ったり、とても攻らしく(笑)。
終盤、ハロルドから15分後に橋の上で、と約束を取り付けられ、
一人玄関前に取り残されたマリアンが
「……………ママ!!」と叫んだ声の豪快さ(笑)。
(ああ、でもそのシーンを言うなら、
その約束をしたハロルドがマリアンの手の甲にキスをする長さと、
その後、決して振り返らずに軽い足取りで去っていくハロルドの
帽子のかぶり方、がとても好きデス(爆))
それからずいぶん戻るけど、
図書館でハロルドが
「♪マーーーーーーーーーーーーーリアン☆」と歌い、
気づいたら子どもたちを巻き込んでみんなで踊るあのシーンも好き。
西川くんに寄り添うときには自然にちゃんと膝を折るかなみちゃんに
宝塚娘役の矜持を見たりしながら。
(あそこでマシュマロが出てきたときに、
『JAZZYな妖精たち』を思い出した人、はーい!)
そういえば橋の上でのキスシーンも、
ちゃんと橋のRを利用しててこっそり上手いなと思ったりしました。
あ、でもその直前、
恋に浮かれて歌い踊るマリアンを
まぶしそうに眺めるハロルドもとても可愛い…(*^ ^*)。
■マーセラス・ウォシュバーン:植木豪
ブレイクダンスの身軽さに感服。
それから、ハロルドが逃げるための馬車を用意して声をかけに来たときの、
「売り込まれっぱなしじゃないか」もかなりツボ。
そのあと、けっこう本気(?)でぺしぺし顔を叩かれたりして(笑)。
あ、そういえば、その直前の、
ハロルドがマリアンにキスした後、
マリアンに「マリアンに言わなくちゃいけないことが」(だったかな)と
訴えるハロルドのとても頼りなげな声にもきゅんきゅんしました(*>_<*)。
やばい、可愛い…(>_<)。
■ミセス・パルー:竹内郁子
舞台で見るのは初めて、なのかなあ。
とても上手かったデス(*^ ^*)。
ちょっと泣かされた。
ウィンスロップに対するお母さんらしい愛情と、
マリアンに対するお母さんらしい心配と、笑いと。
バランスがいいね(*^ ^*)。
1幕のマリアンとの親子喧嘩なんかは、
自分と母のことを思い出したりもして、
ああ、母娘ってそうだよね、と思ったりもしながら。
お花を持ったハロルドがマリアンのところに来たときにも
窓の向こうから覗いてたり(笑)。
ふと、「ウチはアイルランド系」でも
『JAZZY〜』を思い出しましたよ。
でも、アメリカで生まれてるから大統領になれるよね(爆)。
■チャーリー・コーウェル:今井ゆうぞう
取引先の担当さんに似ている。
…なんてことはどうでもいいんだけど(爆)。
最初から黒い役だけど、
宝塚よりもリアルな分、リアルに黒い役で、
品がなくて、嫌らしげでした(笑)。
マリアンに迫る感じも嫌らしげだったり。
でも、カツラのネタだったり、動きが上手いなあと思う。
ハロルドを脅した後に橋に引っかかって転ぶあたりとか。
これだけイヤな人にするのはアメリカのものだからなのかなー。
ふと、「オクラホマ」のきりやんが演じたジャッドの救いのなさを
思い出しました。
■ジョージ・シン市長:佐渡稔
背の高い、スマートな、市長さんらしい市長さん。
奥さんの名前まで忘れるなんて、そんなアナタ(^ ^;;。
でもラストは救いがあって良かったね☆
■ユーラリー・マクケニー・シン:うつみ宮土理
すごいね、「うつみ宮土理」でした(>_<)。
あの、人を食べてしまいそうな大きな笑顔!
そういえば、「セントパトリック」という言葉もあったね…。
■トミー・ジラス:矢崎広
ああ、テニミュに出てるのね☆
子役にしては大きかったけど(爆)、でも愛嬌があって可愛かったです。
純真な不良少年らしく、
誰より先にプロフェッサー・ヒルの信望者になったりとか。
踊っているときに、ちょっとどぎまぎしてる感じとかもほの見えて、
それも可愛かった(スミマセン)。
■ザニータ・シン:増山加弥乃
市長さん家の長女だねー。
お父さんに怒られるような恋をするには幼く見えたけど可愛かった☆
それにしてもハロルド、
トミーにザニータを送らせたりとかの人心掌握術は素晴らしいなと思う。
うーむ。
■ウィンスロップ・パルー:吉井一肇
ダブルキャストのようですが、
観劇した2回ともこの子でした。
タップダンスも頑張ってたね。
ハロルドに羽交い締めにされる姿が
(というか、一生懸命羽交い締めにしているハロルドが)、
可愛かったデス☆
その後、むこう向きに突き飛ばされるハロルドの前髪も可愛かった(爆)。
頼りなげにお姉さん座りのまま固まっている姿も。
■アマリリス:根本玲奈
子どもの残酷さを見せてくれる女の子(笑)。
いやあ、子どもは残酷デスね☆
怒りに震えながら冷静を保とうとしつつ話すかなみちゃんに、
「お砂糖は入れないでくださる?」と思い出しました(笑)。
あと、「手をバッテンにする曲」も面白かった☆
ああいう笑いはいいね。
■教育委員会の皆さま
彼らの男声四重唱は素敵でしたね(*^ ^*)。
プロローグの汽車の中でのやりとりは
ちょっと冗長にも感じられたけど、
でも考えてみたら、あの汽車の揺れは
皆さん自分で揺れてるんだよね。上手いなあ!
あのときに後ろを向いてトランクの上に腰掛けている人、
なかなかこっちを向かないからもしかして…と思ってたら
やっぱり西川くんでした。
組んでる足の靴の隙間から赤いソックスが見えました☆
ていうか、なんで西川くんのズボンはあんなに短かったの?
わざと、なんだよ、ね?
■ダンス協会の皆さま
♪ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ…の歌、覚えたいデス(笑)。
なんか、『風共』で言えば
♪お聞きになった? うそ! でしょ!?
みたいなものだよね。
そんちゃん(秋園美緒)ちゃんが頑張ってて嬉しかったです☆
そんちゃんって79期生だったか…。
皆さまに取り囲まれて、一番ちっちゃな西川くんの愛らしさったら。
「(胸が)当たってる…!」と怯えてる(?)様子も可愛らしく。
■子役の皆さま
敢えて名前は出しませんが、
とても破壊力のある女の子がいた…! すごい…目が離せなかった…!
ていうか、本当にちっちゃな子以外は、
子役の皆さんのほうがこっそりハロルドより大きかったりしない…?(爆)
ああ、可愛い。
…えーと、ホント最後までスミマセン。
誰について話していても、
ハロルドの愛らしさに戻ってきてしまう…こ、これは、萌?(爆)
つまり、このミュージカルは
西川くんの萌ミュー、ということなんですな!?
ああ、もう一度観たいよう。
教祖サマのコンサートさえなければ行ったのに…(^ ^;;。
DVDが出ることを、心の底から期待してます!!!
追伸;も一つだけ、西川くんのこと書いていい?
あの、お芝居が終わって、カーテンコールが終わって、
マーチングバンドが始まるときに、
笛をくわえ、指揮棒(というか、なんていうの、あれ?)を振り回しながら
ちょっと目を伏せたり、どこを見ていいのか困っている様子に
さらに萌えました。
いまさらどうして照れる…?(笑)
fin
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