2007年7月15日 17:30開演
『 卓友会 第3回演奏会』
於 川口リリア 音楽ホール

  
人との出会いは不思議なもので。
思いも寄らぬ出会いから、
今回この素敵な演奏会にお邪魔させていただきました。

窪田卓さんという合唱指揮の先生の持つ団体の複合体。
池辺晋一郎さんの晋友会やら、栗山文昭先生の栗友会みたいな形ですね。
このところ合唱コンクール事情には疎いのですが、
卓友会の皆さまもコンクール受賞の常連さんのようです(*^ ^*)。

それだけあって、とっても上手かった…(*^ ^*)。
川口リリアの音楽ホールも初めて入ったのですが
(メインホールは一月ほど前に行ったばかりだったりするけど(笑))、
とても天井が高く、響きのいい素敵なホール。
それも相まって、素晴らしいハーモニーを堪能させていただきました☆

以下、簡単に感想など。

●第1ステージ 混声合唱団シグナス'94
信長貴富「初心のうた」(木島始・詩)

女声のドレスがギリシア神話の女神様のようでした(*^ ^*)。
音楽もまた、とても統制の取れたハーモニーで。
とくに三曲目の「とむらいのあとは」のア・カペラが素晴らしかった☆
あと、個人的には
二曲目の「自由さのため」という曲の中の歌詞
「♪酔いつぶされるな」に共感(爆)。

●第2ステージ 立正大学グリークラブ
信長貴富「7つの子ども歌」より 通りゃんせ ずいずいずっころばし
千原英喜「コスミック・エレジー」(草野心平・詩)

若い! 学生ってこんなに若かったっけ。
そして体育会系!(爆)
入ってきた指揮者の先生が皆のほうに振り返り
「楽譜を開いて」というように両手をあげた瞬間、
ザッ!! と、本当に一瞬で皆が楽譜を開いてあげた姿が
ちょっとツボに入ってしまいました(*>_<*)。

そして、若くて、上手い!
曲そのものは、いかにも現代曲〜なハーモニーで
正直、前衛的で怖かったりしたのですが(^ ^;;
(ていうか、今の合唱界ではこういうのが受けてるんだよね〜。
それは知ってるけど)、
委嘱初演でもあるらしいし、これは練習したろうな〜と
本当に思わされました。

●第3ステージ
一橋大学男声合唱団コールメルクール/男声合唱団「音空」
鈴木輝昭「銀幕哀吟」(寺山修司・詩)

これもまた前衛的な、詩。前衛的な、音楽。
その昔、やはり寺山修司の詩の「飛行機よ」(萩京子・曲)を
歌ったことがありますが、
そのときも詩の内容には結構苦労した記憶が…(^ ^;;。
でも、きっと彼らはちゃんとそれを解読した上で歌っていらしたろうな。
男声合唱団ならではの響きを堪能しました(*^ ^*)。

●第4ステージ
卓友会
ジョン・ラター「マニフィカート」

小編成のオーケストラがついて、華々しいステージ☆
これも学生の頃に歌った&大好きだったこともあり、
いろいろ懐かしく当時のことさえ思い出したりしながら
聴かせていただきました(*^ ^*)。

合同演奏だったため、それまでのそれぞれの団の演奏のような
緻密さというのはさすがに薄れた感もありましたが、
でも曲の持つ華やかさやまっすぐさはとても良く響いて(*^ ^*)。

とくにやっぱりパーカッション、
中でもタンバリンとかが入ると一気に賑やかさが増しますね。
めっちゃ楽しかった! 血湧き肉躍る1時間(*^ ^*)。
それからコンマスと思われるバイオリニスト、佐々木雄一さんでしょうか、
彼の自己主張がとても面…素敵でした☆

アンコールはモーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。
アンコールらしい安堵と幸せな音楽に包まれて。

ともかくも、とても素敵な演奏会でした〜(*^ ^*)。
出会いに感謝。

fin