追っかけですね(笑)。
友人の参加している福山の合唱団の演奏会に、
わざわざ東京から聴きに行くなんて(*>_<*)。
でもだって某歌劇団広島公演の次の日に演奏会があるなんて、
神のお導きとしか思えないじゃないですか。
実は福山という街が
広島市よりかなーり岡山寄りにあることとか、
そんな基礎知識すらなかったのですが(爆)、
おかげで福山城も登れたし、
尾道でラーメンを食べた後
千光寺公園からしまなみ街道も見られたし(圧巻でした!)、
公演後には新幹線の時間まで瀬戸内の小魚をたくさんいただきながら
日本酒を飲み過ぎたりもしたし、
ええ、広島〜尾道〜福山ツアーを満喫しましたよ☆
そんなわけで演奏会の感想を少しずつ。
第1ステージ ミサ曲ハ長調 W.A.モーツァルト
モーツァルトらしい天真爛漫な明るさのある曲。
テノールソロが素晴らしいなと思ったら、プロの方でした。
後の方々は団員なんだって。素敵だね☆
第2ステージ 美しいものについて 高田敏子/鈴木行一
というか、このねえ、指揮者の先生が面白くて素敵でしたね。
風貌は、私の会社の近所の
内○医院の先生みたいなんですが(分からないから)、
マイクを持っておしゃべりするの。
笑いをところどころにちりばめつつ、
なにげに素敵な内容と、あと団員募集を(笑)。
「美しいものについて」もそんなわけで美しかったです。
個人的にはパンフレットに歌詞が欲しかった(^ ^;;。
第3ステージ 千の風になって 新井満
知ってますか? 清酒「千の風」なるものまであるそうですよ、今。
そのくらいメジャーになったこの曲ですが、
ワタシ的には(彩乃)かなみちゃんの歌声〜☆
混声合唱版はところどころわざと切るところがあって、
その作り方も面白かったです。
そして観客達にも歌わせる(笑)。
でもホント、結局聴きに来ているのって
音楽のエキスパートばかりではないのだから、
こういうツカミをすることは、とても重要なことだと思う。
流石です。先生。
第4ステージ レクイエム いのちこそ 土井大助/池辺晋一郎
噂に聞いていたとおり、すごい曲でした。
5つの曲からなる組曲、その最後の曲の歌詞が、
なんと、憲法第9条なのです。
日本人なら(ある程度の年齢になっていれば)みんな知っている
((c)林忠敬先生)
、
日本国憲法の中でももっともユニークかつ重要な条文。
戦争放棄、そして戦力の不保持。
そうです。陸・海・空軍、その他の戦力を保持しない、と
読売巨○軍の憲法違反まで明確に謳った(爆)
あの名文。
お経のように歌い上げ、
またマイクを使って一人の高校生(だと思ったのに違ったらしい…(爆))
が声高らかに読み上げる迫力は、
かなり迫りくるものがありました(>_<)。
とくにその前、午前中に広島の原爆資料館なぞにも
行ったばかりだったりしたので…。
(あ、でも本当に行ってよかった。
1○年前、高校の修学旅行で行って以来。
でもあの頃はそれなりにいろいろ考えていた気もするけれど、
何も分かっていなかったこともまた分かった…)
うーん、これについて語り出すと止まらないのでやめときます。
でもね、アンコールもまたすごい曲だったのです。
「今日は日曜日」というタイトルで、
♪今日はにっちっよおっびー☆ と軽やかなメロディで始まっているのに、
♪ほんの40年前には 殺し合っていた〜(違うけどこんな内容)
みたいな…。
しかも、現代に戻ってまた
♪
今日はにっちっよおっびー と軽やかに女声が歌うヨコで
男声が、何を意味するのか、3・2・1…と囁いているの。
そして「ゼロ」という囁きとともに音楽が消え、
もう1フレーズだけ、ピアノの軽やかな響きが…途中で消える!
思わず「こわ!」とつぶやいてしまいました(*>_<*)。
だって、さっき見たピカドンを思い出させる…。
ある意味「広島」の人たちだからこそ歌う歌なのだろうとも思いながら
(だってうちの団ではあり得ない、こんなメッセージ性の強い曲…)、
でもいろいろなことに思いを馳せる時間になりました。
皆さんにも聴いていただきたいな、とくに「今日は日曜日」。
本当に怖いから(>_<)。
fin
|