2006年7月15日 10:15上映
『 ハイジ 』
於 シネカノン有楽町

  
♪ほ〜どれ〜いよっほっほ〜〜 やっひっほっひっよっほっほ〜〜〜
 ほ〜どれ〜いよっほっほっほっ やっひっほっひっよ〜〜〜

やっぱり私たちの世代としては「ハイジ」というと
この曲(てか、こう聞こえない?(>_<))と宮崎駿アニメなのですが、
宮崎アニメに影響されない、アルプスの少女の実写版が公開になりました☆

公開初日。
なんと先着50名様には白パンがもらえるという素敵なプレゼントつき。
映画館ではあんまり人が入らないと踏んでいたのか
思ったよりたくさん人がいて
(てか、その後にやる『ジダン』が観たかったんでしょうね、みんな)
わたわたしている感もありましたが、
うまくパンもゲットし
(しかも劇場に入るなりもぎゅもぎゅ食べましたよ、ワタシ)、
楽しく拝見しました〜(*^ ^*)。

ノンノンさんにこの映画に誘われた時私の頭によぎったのは、
数年前にドイツに行った時にホテルで見た
宮崎アニメのドイツ語吹き替え版。
クララの声もハイジの声も
あの顔から出てくるとは思えないほどとても低く(爆)、
怖かったイメージが残ってマス(^ ^;;。
この実写版も、怖かったりするかしらん…?

果たして、そんなことはまったくありませんでした〜〜(*^ ^*)。
杉山佳津子さんほどの甲高さはさすがにありませんが(笑)、
ふつうに女の子(当たり前か)。
第一印象は、クララ(ジェシカ・クラリッジ)の顔が
なんとなくディカプリオに似てる…くらいの違和感はあったものの、
そんなのはあっという間に慣れ、
素直にアルプスの山間の、そしてフランクフルトの世界に
入っていけました。

とはいえ、そこかしこで
宮崎アニメと比べている自分がいるのも確かなのですが(^ ^;;。
冒頭、ハイジ(エマ・ポルジャー)が
アルプスに連れてこられてからフランクフルトに行くまでの流れとか、
ちょっとだけ短いような印象を受けました。
でもコレはホントは、宮崎アニメのほうが
1年間放映するためにいろいろ延ばしてたんだろうね(^ ^;;。

そういう意味で、宮崎アニメと一番大きく違った名前は
ヤギの名前。
確かにアルプスなのに「ユキちゃん」はないだろうとは
思っていたけど(笑)、
ペーター(サミュエル・フレンド)からヤギの名前を一匹一匹聞いていて
その中に「フィンチ」がいたときには、
(たぶん私たちだけ)大きく反応してしまいましたわ(*>_<*)。
そう、フィンチといえば、
霧矢大夢さん(宝塚月組)の愛犬フレンチブルのお名前ですね☆

あれこれ人為的に作り込んでない素朴な画面が
本当に良かったです(*^ ^*)。
アルプスの山並みは本当に綺麗で
体力さえあれば本当に行ってみたいと思ったし、
フランクフルトの街並みだって100年前の街だから
まるでエリザベート皇后陛下のようなお衣装を着た方々が
石畳の上を歩いていて。
ストーリーも、白パンの話も子ネコの話も、
ハイジの夢遊病の話もまた余すところなく描かれていて、
そうだった〜、こんなお話だった〜、と思いながら
時折目尻に溜まる涙を拭き取っておりました(*T_T*)。

キャラ的にはやっぱり執事のセバスチャン(デル・シノット)ですね☆
ペーターに似てハンサムよ、とハイジに会って早々言われてから
ずっと味方でいてくれた彼ですが、
ハイジをアルプスの麓まで送っていったときに
ハイジからほっぺにチュウされてものすごく嬉しそうな顔をし、
走り始める汽車の窓から身を投げ出して投げキッス☆
いやあ、いい笑顔でした〜(誰と比べてる?(爆))。

でも、でもね、クララが立った瞬間には、
なぜか館内笑いが湧き起こってました(爆)。
いや、あまりにも唐突で面白かったんですけど、
あの笑いはアリだったんでしょうか…?

fin