芸能生活20周年記念、と銘打って行われた今年のコンサート。
軌跡、輝石、奇跡…の意味を込めたタイトルは『KISEKI』。
あらゆる意味で衰えや疲れを見せない
マミちゃん(真琴つばさ)のパワーに
元気をもらってきました(*T_T*)。
だってさあ、こう言ったらマミちゃんは怒るかもしれないけど、
マミちゃんって確か高卒で宝塚に入ったのよね。
それで2年の音楽学校があって、初舞台に乗った年から20年、
と計算したら、…不惑?
あんなに元気に舞台を走り回り、歌い踊りはしゃぎ、
また今度は「女優」になるらしく、
いろんなことに挑戦して…いやホントすごいです。
ひたすら前向きな彼女に感動し、
目の前の困難な現実をひとつひとつ片づけるのに精いっぱいで
夢を見ることすら忘れているような自分をかえりみたりしながらの
とても素敵な約3時間。
構成はきっと彼女の「軌跡」である宝塚を模しているんでしょうね。
ミュージカルコメディーとショー(コンサート)の二部構成。
そのミュージカルコメディ自体もいろいろなものをパロディ化していて、
他愛ない話ながらもすべての要素がちゃんと絡み合っていて、
とても面白かったです。
まず客席に入っていくと舞台上には「mamily mart」という名の
コンビニができあがってました☆
思わず棚チェックをするワタクシ。
チップ○ターやばか○けなど、普通にお店で買える本物が
並べられていたのですが、
雑誌の棚に2種類の(タイトルロゴの色が違った)A○RAが
置いてあったことに気づいちゃった。
…コンビニ、バックナンバー置かないから(笑)。
ちょっとツッコミ☆
ストーリーはだいたいこんな。
一軒のmamily mart。
小説家志望で仕事をさぼってばかりの店員・日比野真琴のもとに、
ある日、一人の女の子が「ファンなんです!」と押しかける。
どうやらチカラヅカスター(笑)真琴つばさと間違えているらしい。
そういえば同僚の店員からも
「昨夜、日比野先輩にそっくりうり二つな、
でもえらく派手な格好をした(笑)人が来た」と言われていた。
自分とそこまで似ている人…チカラヅカスター!?
ほ、ホント他愛ない話だったんですよ。
マミちゃんの一人二役で、
電光掲示板に映る自分と一緒に歌うところなどは
『LUNA』を彷彿とさせたりしながら(笑)、
迷子で泣いている女の子を助けるために
チカラヅカ音楽学校の受験をあきらめるかどうか悩むなんて
人が良すぎと思ったりしながら(スイマセン、嫌なオトナで(笑)。
でも命に関わってるような状況ならともかくねえ(爆))、
ていうか何より、映像で映ったマミちゃんのオレンジ系の派手なスーツ
(聞くところによると、その昔のお茶会で着ていたそうな!)と
コンビニがとてもとても似合っていなかったりしながら(笑)、
でも他愛ない話の中ですべての要素が有機的に絡み合って完結していて、
とても面白かったの。
ストーリーの中で箸休め的に現れてはロープやらトランプやらを求めては
手に入れられずがっくりと帰って行ってた謎の客が
最後にマジシャンとして現れていろいろマジックを掛けてくれたりとか、
何よりストーリーの最後で
日比野真琴が真琴つばさから渡されたコンサートのチケットを
「コンサート(第二部)のアンコールで」
コンビニ店員の格好をしたマミちゃん(つまり日比野真琴)が
握りしめて出てきたときにはちょっと感激しましたね☆
ここまで引っ張ってたか〜! と思って。うまいわ〜。
第二部はショータイム!
現在・過去・未来の三つに分けて、
宝塚を辞めてからのさまざまな曲のメドレーやら
宝塚時代の思い出の曲やら
それから今度新しく出すアルバムの曲やらを
相変わらず暴れん坊な(爆)ダンスとともに披露してくれました☆
なかでもやっぱり懐かしいのは宝塚時代の曲でしたね(*T_T*)。
マミちゃん秘蔵(?)の初舞台ロケット写真がスクリーンに映し出されると、
客席からはどよめきが起こりました(*>_<*)。
その後、いろいろな公演の写真やらOFF写真
(そういえば当時の男役さんって、
どうしてあんなに自分のサイズより大きいジャケットを
着ていたんだろう(爆))やら、
最後には生まれたばかりの赤ちゃんの頃の写真が映されて。
そしてそんな中でマミちゃんが歌ったのが『記憶のかけら』。
…『ESP』のとき宝塚大劇場の2階下手客席にいた自分を
思い出しました(*T_T*)。なつかしいね。
マミちゃんは
「私がここで歌ってるのに、
皆さんの目は(奥の)写真ばかり見てた!」ってすねてましたが(笑)。
それからもう一曲、日替わりで歌うという企画で、
この回は『もどかしい思い』を。
これは『EL DORADO』の主題歌ですね〜。
私が唯一観ていない、マミちゃんトップ時代の作品。
そしてパンフレットを見た時から「立っていいの? 立っていいの?」と
わくわくしていた、『情熱の翼』!
ーー当然、オールスタンディングでした!! きゃあ!!!
マミちゃんの「ぽぅ!」というかけ声と
「♪サンスター歯磨き!」(爆・スペイン語の部分が
そうやって聴こえる〜という話を、
当時マミファンのお友達から伺って笑ってたのです☆)
そしてあの背反らしが見られただけで、本当に満足です(*T_T*)。
新アルバムからの3曲も素敵な曲でした☆
とても女性には見えないマミちゃ…ごほごほ…、
とにかくマミちゃんが「強い女性」をテーマに歌う、というのは
とても無理のない説得力(いや褒め言葉だから)があって。
1曲目の『Masquerade』ではソフト帽なんかもかぶっちゃったりして、
本当に男役捨ててない、というか息づいてるよね…(*T_T*)。
そしてこれは私が今とてもイタイあさこファンだから考えることなのですが、
マミちゃんが「月組トップに」とかそういう話をするたびに、
あれから2代変わって今度3代目として月組主演男役
(…。マミちゃんのパンフには「月組トップスター」と書いてあった。
やっぱりトップスターという名の方が「らしい」よね(T_T))になる
あさこちゃんのことをちょっと思ったりしておりました。
本当にマミちゃんが愛してやまなかった月組を、
大切に盛り上げていけるといいなあ、とね(オマエ何様だ>自分)。
アンコールで日比野真琴さんが(笑)
「真琴つばささんに成りかわって歌ってイイですか?」と歌った曲が、
『月の道』。
いつか将来あさこちゃんが宝塚を辞めた後、
あるいは辞める時(お? もうそこまで考えるか?(爆))、
こういう曲を歌えるようになりたいなあ、と
思ったのです(だからオマエ何様だ)。
アンコール一曲目、
『ENDLESS DREAM』をマミちゃんは歌ってくれました。
懐かしい『BLUE MOON BLUE』の主題歌、
たかみーが作ってくれた曲ですね☆
当時からどうしても一音腑に落ちない音があって(爆)
「本当にこの音でいいのかな〜」と思っていたのですが、
でも今日もその音で歌ってたのを聴き、
それさえも懐かしく思い出しながらスタンディングしました(*^ ^*)。
で、あの音はそれでいいのかしら。
それはさておき、未来、ということで
これから本格的に女優のお仕事をすることになったと
報告してくれたマミちゃん。
笠置シヅ子の役を演じることになったそうな。
芸能生活20周年を迎えて、
ますますパワフルに頑張るマミちゃんの今後に期待大! ですね☆
(なんだか綺麗にまとめてみました(笑))
fin
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