2005年12月22日 19:00開演
第14回Kissポートクラシックコンサート
『 カルミナ・ブラーナ

於 サントリーホール

  
合唱団の飲み会の席で
ヴォイストレーニングの先生が「今度『カルミナ』やるんだよ〜」と
おっしゃったのがきっかけで、
今日、素敵な演奏会に行ってきました(*^ ^*)。

実際のところ、『カルミナ』だ、ということだけで
「行きたいです〜!!!」と熱く
チケットをおねだりしたワタクシでしたが(爆)、
その後知るところとなった事実は
私をよりわくわくとさせたものでした。

東京交響楽団。
しかも指揮者は大友直人!
…もう10年以上も前になるかと思うのですが、
一度彼の指揮で『第九』を歌ったことがあるのですね。
国技館の「5000人の第九」。
そのとき、彼がとても遠いところで二つ分のオケと5000人の合唱を
すべて仕切って振っていらしたのですが、
そのスタイルがとてもとても格好良くてうっとりとしていたのを
今でも明確に覚えています。

ホントは高橋淳先生がテノールのソロだとHPで見て、
めっちゃ面白そう!(いつだったか『カルミナ』のテノールソロを
歩き回りながら歌った伝説の舞台があった(笑)、と聞いたことがあるの)
と思っていたのですが、
健康上の理由により藏田雅之さんという方に変わってました。無念。
ていうか淳先生、大丈夫なのかしら…。

第一ステージはシューベルトの『未完成』。
こちらも有名な曲ですね。
久しぶりに大友直人さんのお姿を見て
「ああ、お年を取られた…(パンフの写真、何年ま…ごふごふ)」と
ちょっと思ったのですが、
指揮棒を振る品のある姿は変わらず。

そしてメインステージ、『カルミナ・ブラーナ』。
私ってば第一ステージからの休憩の間に、
鞄からオペラグラスを取り出しました(*>_<*)。
だってちょうど月組も千秋楽間近となり、
今日から日比谷通い詰めなんですもの(爆)。私持ってる!

それはそれは大活躍でした、オペラグラス。
パンフレットを見て気づいた、
合唱に乗ってる知り合い2人の姿を探したり、
ソプラノの半田美和子さんの歌い方をまじまじ見つめて研究したり
(あんまり口を縦に開けてないの。それもアリなんだなと開眼しました。
でも私がやったら歌の先生に怒られるだろうけど)、
何より大友さんの姿を食い入るように見つめましたともさ(*>_<*)。

世界一黒燕尾が似合う女が瀬奈じゅんさんだとすると
(ほっといてください(爆))、
世界一黒燕尾が似合う男は大友直人さんだわ!!
と言い切れるくらいカッコよかったっす!!!

なにがそんなに良しなんだろう、と一生懸命考えながら見ていたのですが、
やっぱり姿勢、なんだろうなあ。
足を広げて立つ時も、揃えて立つ時も、
すっくとまっすぐ立って足元は逆ハの字になってて。
とてもとてもカラダの中心から線対称なの。
とくに足がまっすぐ!!!

それでもってパワフルなあの曲でしょ?
あの、淳先生が学生相手に振ったときには「吼えてて」
心が震えたものですが(爆)、
今回はその正統派ぶりにうち震えました(*T_T*)。
本当にあのクライマックスのところ(淳先生が吼えたところ)では
その正統派な格好良さにやられ、
思わず私こそが「かっこいいー!!!」と叫びそうでした。

合唱は、そうだなあ、ところどころ辛そうなソプラノとかもありましたが、
とくに男声が上手かったかしらん(*^ ^*)。
ていうかカルミナはやっぱり男声が楽しいよね。
あと、児童合唱が入ったバージョンをナマで聴くのは初めてだったので、
それも面白かったです。

宝塚で鍛えた腕で大きな拍手をいたしましたが、
ああ、私も「ブラボー!」叫びたかったなあ(*^ ^*)。
そして久しぶりに大合唱もやりたくなってきちゃったです。
やっぱりオケはいいね☆

fin