今さらなのかもですが、
ジョニー・デップ、観るたび違う人なんですけど(*>_<*)。
あんまりたくさん映画を観る方ではない私でも知っている彼の名前を、
観ては確認しているはずなのに、
前に私が観た映画(ex.「ショコラ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」)
と
どれも同じ人に思えない…。お化粧のせいだけとも思えない…。
実は何人もいるんじゃない?(爆)
私の死後、3年は影武者を立てろ、とかやってるんじゃない?
今回の役はマッド・サイエンティスト系ショコラティエ。
恐ろしく歯並びのいい(お手洗いに並んでいる時に聞いた噂によると、
彼はこの役のために入れ歯を入れたそうな)歯をかちかちさせながら
おとぎの国のような工場を作り、そこに子どもたちを呼び寄せる。
独創的な(といえば聞こえがいい)ファッションと髪型に身を包み、
我こそ王様的な態度を取りながらも、
ところどころ大人になりきれていなかったり何かに怯えていたりする、
そんな役どころのウィリー・ウォンカ。
キャラの方向としては船長に似てなくもないけど、
でもやっぱりすごかった。
ていうかねえ、ストーリーが本当に面白かった☆
現実とファンタジーの世界の調和があまりにも上手かった。
主人公の男の子・チャーリーのお家が
とてつもなく貧乏なことを指し示すための表現は本当に可哀想だったし、
ウィリー・ウォンカの性格がこうなったことを指し示すための表現も
浅くはあるが、説得力があった。
かと思えばファンタジーな、
ねずみー王国を地で行っているようなシーンも違和感なく受け入れては
チョコレートが食べたくなった。
…「現実」と「ファンタジー」の調和。これですよ。これですわ。
(スイマセン、何かと明確に比べてますね、ワタシ)
可哀想な目に遭っちゃった子どもたちがその後どうやって暮らしていくか
気になるところではあるけれども(笑)、
でもそれこそファンタジーだものね、と受け入れられる世界。
これですよ。これですわ。
しかもよけい比較したくなることに、
ミュージカル性があったのよね、この映画。
かな〜り面白い扱い方な、ウンパ・ルンパの皆さん☆
あの一人のお顔しかないウンパ・ルンパの皆さんは、
ディープ・ロイさんがお一人で
何パターンも歌って踊って作ったものなのかしら(*>_<*)。
いいキャラでした〜☆
音楽も、パンフレットには日本語歌詞が載っていたし、
歌いたくもなろうさね。
ちょっと前に誰かがこれのサントラCDを会社でかけていたのを聞いて
その可愛い音楽に、映画が観たくなったほどだもの。
これですよ。これですわ。
そうなのよね。
「現実」と「ファンタジー」を調和させるには、
そのバランスが本当に大切なのよね。
『ハリー・ポッター』みたいにファンタジーの中にある現実にしても、
やっぱりリアリティがないことには感情移入できないし、
『うる星やつら』『ドラえもん』(なぜこの例…)みたいに
現実社会の中にファンタジーを入れるときには、
そのファンタジーを現実社会に所与のものとしていかないと
納得がいかないのよね。ああ。
あと一週間後には東京初日だわ(爆)。
なんてことはさておき、初めて行った六本木ヒルズ。おのぼりさんです。
映画館の中に入るとチョコレートの香りがして、
「そういえばニュースでやってた! 香りをまくシステム!」と
思ったのですが、
映画を観ている最中にもときどき思い出したようにこの香りがやってきて
面白かったですわ。
でもふと、
「ああ、この香り、どこかで嗅いだ…。
ああ、そうだよ、○ッテ工場のある武蔵浦○駅の埼○線ホームだ…!」と
気づいて我に返りました(爆)。
fin
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