「クラシカル・ミュージカル」とあったんですよ。
チラシには。
で、チャイコフスキーの5番を歌う、とかあったんですよ。
…こんなに前衛的だとは思わなかった。
前衛的で抽象的。
つまり、…よく分からない(爆)。
感受性が強いばかりにいろんな音が「声」に聞こえてきてしまい
世間から隠れて時計台の中に暮らしている詩人(姿月あさと)と、
彼が夜になると話しかける月(岡幸二郎)とのやりとり、
…らしいのだけど。
うーん。
ちゃんとチラシやパンフレットを眺めて
「アンデルセン『絵のない絵本』が原案」ということを知らないまま
観劇したのがいけなかったのでしょうか。
でもねえ。
『眠らない音』というタイトルの割には
隣の母を含めいろいろなところから、寝息がきこえて…(爆)。
なんだかずんちゃん的には
「ああ、チャイコフスキーが歌いたかったのね」という感想のみに
なってしまったかも。
もちろん歌い上げた音楽は良かったけど、
別にああいう詞をつけてああいう風に歌うのでなくてもいいのではないかと、
それこそ由紀さおり・安田祥子姉妹のように
スキャットとして歌うだけでも
ずんちゃんの声なら感動できたのではないかと思ってしまったです。
あ、ただ、一カ所だけ中央アジア系の民族衣装を着て
くるくるな髪型にして女の子の役をやっているシーンがあって、
そのときに「ああ、この人美少女だ」と気づいて
「いっそ東宝『エリザ〜』をやってくれればいいのに」と
思ったりしましたわ。
あとは岡幸二郎さんのお月様の衣装がすごかった
(あ、歌も上手かったけど)のと、
コンテンポラリーダンスの森山開次さんの動きが
本当に骨と体重がないような柔らかさですごかったのと。
そういうところに(ストーリーとは関係なく)感動しておりました。
ああ、これだけしか感想なくてゴメンナサイ。
…思わず「クラシカルなミュージカルが観たい〜」と思って、
いま、『Ernest in Love』のDVDを観返していますよ(爆)。
てへ。
fin
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