2004年6月17日 19:00開演
  『真琴つばさ THE LIVE 2004 "I."
於 NHKホール

    
…なんだか去年よりも「男」らしくない?(*>_<*)

4年に1度のオリンピックならぬ、1年に1度のマミコンの季節。
毎年少しずつ、
でも確実に何かしら変化しているマミちゃん(真琴つばさ)に
会えるのを楽しみにしてきたのですが、
今年私が気づいた変化は、それ、でした(爆)。

何だろう、
お衣装的には肩も腕もおみ足も、おへそさえも出しているというのに。
もちろん一人称は「ワタシ」だし、
オネエ言葉…じゃなかった、
とても女性らしい言葉を遣っているというのに。

でも何だろう、
もしかしたらマミちゃんでさえ(失礼)、
4年前、宝塚を退団するに当たって
「女性らしさ」を意識したのかもしれないなあ、と思ったんですね。
もちろんそれを意識するのは当然のことなんだけど、
でもファンがそれを求めているわけじゃないのもよく知っていて、
じゃあどうするかな、という葛藤や迷いがやっぱりあったのかな、と。

そしてそれが今回、
「地」に足ついたのか、「地」が出てきたのか
(それとも疲れていて声がハスキーだったからなのか)、
なんだかすごくナチュラルに…男っぽかった(爆)。
いやあ、格好良かったです(*>_<*)。

そんな今回のタイトルは「I.(あい・どっと)」。
「愛をどっともらって」という意味だそうですが(笑)。
マミちゃん曰く、今回は
「エンターテイメントショー」にしたかったんだそうです。
本当にダンスも歌もイリュージョンもあり! で
面白かった☆

一番企画的に面白かったのは、
やはり「あい」メドレーでしょうか(*^ ^*)。
ベルばらの『愛あればこそ』に始まり、
KinKiの『愛されるより愛したい』、
ドリカムの『eyes to me(「あい」ず、ってことか!)』、
さらには『アイアイ』でお猿さんの物まねをし、
KANの『愛は勝つ』、
そして最後には越路吹雪テイストのお衣装で『愛の讃歌』!

最初から面白かったの。
まずそのコーナーの最初に、人形劇があったんですね。
「マミー・アントワネット」と「マミカル」(笑)が出てきて小芝居を。
その後、あやつり人形のようなダンスをしながら一曲歌い、MC。

そこでね、マミちゃんが『愛あればこそ』をやるために、
一緒に歌う西村直人さんとマミさん(というシンガーソングライター)に
宝塚の魅せ方のキホンを教えるわけなんですが、
それがまた、マミちゃんも面白い上に、西村さんがいいキャラなの☆
マミちゃんが「白目にライトを当てる!」と横を向くと
西村さんは上向いて白目をむきだし(笑)、
マミちゃんが「歯にも星を飛ばす!」とにっかり笑うと
西村さんは歯をむき出して「…それじゃ歯医者さんだよ」爆笑!

ホント、西村さんがあまりにも面白キャラで笑いを取るものだから、
マミちゃんが悔しがるほど。
「また(笑いを)取られた!」って(笑)。

そしてマミちゃん、「やっぱりこれがないと足りない」と言って、
なんとお手製シャンシャン(正しくは別の言い方があるらしくて
マミちゃんも言ってたけど忘れた…)を奥から引っ張り出してきたのです。
アルミホイルの芯に青いリボンをつけて!(笑)
超文化祭状態☆

しかも、アルミホイルが余ってしまったものだから
羽根も作ってたらしいんですよ、自分で(笑)。
そしたらスタッフさんが見かねて、
すごい素敵なくじゃくの羽根を作ってくださったそうです(*^ ^*)。
久しぶりに見たマミちゃんの羽根…素敵(*T-T*)。

そうして他のダンサーさんたちもそのシャンシャンを持って
『愛あればこそ』☆
特に男性ダンサーが目をいっしょうけんめいキラキラさせて
口をにっかり開けている姿が爆笑もので素敵でした!

今回のお衣装チェック☆
二大衝撃はやはり冒頭の…アルミのはにわ(爆)、と、
越路吹雪、でしょうか(>_<)。

冒頭、ダンサーさんたちが天井から吊された白い布の向こうから
頭や身体を出して踊った後、
かなり高い位置にふっと現れたマミちゃん。
「わ〜〜〜(*^ ^*)」と拍手をしようとしたワタクシ、
一瞬止まってしまいました。
だって…アルミのはにわだったんだもの(爆)。
砂漠っぽい映像とも相まってなんだか宗教の偶像ちっくな。
さっきの「アルミが余ってしまったんですよ」という発言を
マミちゃんがしたときには、
思わず「ああそれであのお衣装を作ったのね」なんて
思ってしまいましたさ(>_<)。

もう一つの「越路吹雪」。
基本的にガウン、なんです。
赤い大きな大きな鬘を被り、
黒い袖の大きなガウンのリボンがまた赤で。
そして歌うのはボレロアレンジの『愛の讃歌』。
「こう来たか〜!」とのけぞってしまいました(*>_<*)。

素敵だったのは、
青いスカート風コートとか、
マミちゃんといえばのホットパンツとか☆
最後のパンツスーツもフロックコートくらいの長さのジャケットが
素敵でしたね。
でもマミちゃん、ずっとお腹が気になるのか、
しょっちゅうお腹に手を当てていたのが目に入りました。
いや、にじゅうぶんに細いからさ、アナタ。

そうそう、マミコンといえば忘れてはいけません、
客席参加型の舞台だということを!
今回も『See You Again』や『ESP!!』を
一緒に歌い踊りました☆
振りをなんとなく覚えている自分にびっくりしたりして(笑)。
(覚えているといえば『愛されるより愛したい』も。
KinKiコンの時に培ったのであろう、
「ふ・ふー!」という(笑)合いの手の入れ方を思い出したのですが、
さすがにそれはこの場ではできなかった(^ ^;;)
楽しかった〜〜(*^ ^*)。

マミちゃんって本当にエンターテイナーだなあと思うのはこんな時。
座席にして3600もある空間を一人で埋めて、
なおかつみんなを盛り上がらせる。
二階席に座っていた笠井アナに向かって
「そんな(胸の前)とこで踊らないでください(笑)。
見えてるんだから。三階の端まで一人一人見えてるよ〜〜!!」
なんて言って。
もうファンの気持ちをぎゅぎゅっ! と掴んじゃいますよね(*>_<*)。
すごいよ、本当に。

今日は千秋楽…ファイナル、ということで、
アンコール終了後にファンクラブ主導のサプライズ企画
「ユメノチカラ」をマミちゃんに向かって歌おう! なんてのまで
あったりして☆
セットさえもう片づけに入った(ように見せかけた)中、
もうマミコンには欠かせないこの曲
(マミちゃん自身は2曲目に歌ってたね)を会場中で歌われて、
呆然とした表情で出てきたマミちゃんがとても可愛かったです(*^ ^*)。
なんだか私のほうが泣きそうになっちゃった。

そんなマミちゃんに
「美味しいもの食べて美味しいお酒飲んで、
今日はばたんきゅーしてくださあい!」と言われて
「はあ〜い!」と答えた私たち(笑)でしたが、
いかんせんこのところの暴飲暴食がたたって
胃が痛かったワタクシ、
それに応えられなかったのだけが心残りですわ…(^ ^;;。

fin