2004年5月4日 18:00開演
  ミュージカル『オン・ユア・トウズ
於 ゆうぽうと簡易保険ホール

    
NTTのキャンペーンでなんとびっくり当たってしまいました、
アダム・クーパー主演ミュージカル『オン・ユア・トウズ』。
AMP版『白鳥の湖』を観に行ったときには他のキャストだったために、
私にとっては初クーパー様です。
『白鳥の湖』の頃、まるで今で言うところのペ・ヨンジュン様のように
(私の周りの(笑))人気をかっさらっていた彼、
いったいどんな舞台を見せてくれるのだろうと思いながら、
ゆうぽうとに向かいました☆

ストーリー。
1930年代のアメリカ。
三代続く芸人一家に生まれたジュニア(アダム・クーパー)は、
母の願いにより芸人ではなく音楽教授となっていた。
ある日誰もいない教室で教え子シドニー(マシュー・ハート)の
作った曲に合わせてタップを踏んでいるところを
学生のフランキー(アンナ=ジェーン・ケイシー)に見られてしまう。
なんだか知らないうちに恋に落ちている二人(笑)は、
その曲をちょうど来米しているロシア・バレエ団に売り込みに行った。
ところがそのバレエ団のプリマのヴェラ(サラ・ウィルドー)が
恋人のコンスタンティン(イヴァン・カヴァラッリ)と上手く行ってなくて
ヒステリーを起こしているところに行き会い、
彼女に誘惑されたジュニアは
あっという間にヴェラも好きになってしまう(笑)。
そんなこんなでバレエ団に深入りしてしまったジュニアは
その公演にまで突然出ることになってしまい――?

なんかねえ、
ジュニアの欲望直結さがおかしかったりするのですが(笑)、
普段は朴訥な音楽教師でなんともにくめない感じでした(^ ^)。
その他のキャラクターも全体的にコミカル
(台詞にしても動きにしても)でけっこう笑いも起きたりして。

なによりやっぱりキャストの皆さんのダンスの圧倒的な上手さ!!
二幕で踊るジャズ・バレエは
本当に伝統的なロシア・バレエとアメリカのタップダンスとの融合
だったのですが、どれもこれもレベルの高さってば!!!
さらにはアクロバティックなリフトの連続に、
まるでペアのフィギュアスケートを見ている思いさえしてました(*^ ^*)。
何がスゴイってやっぱり乗る方の技術だよな〜〜とも思いながら。

また音楽も良かったんですよね。
前衛的な舞台装置や
前衛的な振付(一瞬、ANJU先生を彷彿とさせる振付もあり(*^ ^*))に
だまされ(?)てましたが、
実は音楽はリチャード・ロジャース、
あの「ドレミの歌」の人だったそうな☆
どうりで覚えやすい、心地のいい音楽だと思いました(*^ ^*)。
ていうかアダム・クーパー、
バレエダンサーのはずなのに、思ったより歌えるのね(*>_<*)。

お席も、
ちょうど両サイドについている電光字幕が顔を動かさずとも
読めるくらいに位置していたのでよかったのですが、
あれって最前列だったらキツイんじゃないのかな…(^ ^;;。
まあ英語が分かれば問題はないか(笑)。

パンフレットは
前面に「アダム・クーパー、売ってます!」という姿勢が
押し出されていて、ほうほうなるほどなあ(笑)。
だって表紙には「ADAMCOOPER」としか書いてないのよ。
そして彼がタンクトップ姿で欽ちゃん飛びしてる連続写真が載ってるのよ。
一瞬目には彼の写真集のようです。
それもまたおもしろし。

惜しむらくは自分の体調があまり良くなかったため、
あまり舞台に集中できなかったこと(^ ^;;。
やはり体調は万全にしていくのが自分のためにもいいですね。ええ。

次回クーパー様は『雨に唄えば』にご挑戦だそうでございます☆
(日本に来るのかは知らないけど)
水たまりの中で泳いでくれるかしら(笑)。
だったら観にいってみたいなあ(*^ ^*)。

fin