2004年1月17日 17:30開演
『第56回 三平堂落語会
於 ねぎし三平堂

    
鶯谷のねぎし三平堂で月1回、
毎月第三土曜日に行われているこの催し。
毎回欠かさず行っている父について、
初めて行ってまいりました☆

このHPでは落語デビューですね。
ず〜っと以前、
やはり父に連れられて浅草演芸ホールに行ったことはありましたが、
最近はテレビで『笑点』(今パソコンで「昇天」と変換された(^ ^;;)の
大喜利をごくたま〜〜〜〜〜〜に見る程度。
かといっていわゆる「お笑い」も
『爆笑オンエアバトル』(あ、今週見忘れた!)を見るくらいで、
私の生活の中にはないものだったのですが。

笑いました! 面白かった!

まず、前座に出てきた林家こぶ平師匠のお子さん二人、
こぶ太くんとわかめくん。
新春落語発表会みたいで可愛かった☆
お母様が後ろからビデオを撮っていたりして(*^ ^*)。
でも、
小学校1年のわかめくんがちゃんと(?)江戸弁だったのにびっくりしたり、
同じく小学校3年生だというこぶ太くんが酔っぱらいの役を演っているのに
「いやあ、キミ知らないでしょう(*^ ^*)」と笑ったり、
なにげにしっかり一演目(というのかしら)落語を打ってました☆

それから
もうお一人前座の方(パンフにお名前がないのでもう分からないけど、
なにげにハンサムくんだった☆ 
お座布団の前に置いた扇子が
彼の目から見当たらなくなって袂や襟元を探っているのが可愛かった)、
のあと、
林家久蔵さんの「浮世床」から。
以下、一言感想。

・林家久蔵さん「浮世床」
…これだけ引っ張って夢オチかい!(笑)

・林家いっ平師匠「壺算」
「負けとくれ!」の表情が面白かった!

・三遊亭多歌介師匠の「浪曲社長」
圓歌師匠のネタだという話だけど、
落語にはこんなサラリーマン話もあるんだと知ってびっくりした☆

・花島世津子さんのマジック
トランプの数字を当てる超身近なマジック、
オチの付け方があまりにも上手かった!
3人に配ったトランプの数字を紙切りで当てるというマジックだったのね。
2人当てた後、
最後の1人がダイヤのQだったのに、彼女はダイヤの1を作っていたの。
紙をダイヤの形に大きくくりぬいて。
「信じられない!」なんてぶつくさ言いながらお片づけを始める彼女に
「いやあ、こんな失敗して、どうやって終わらせるんだろう」と
ハラハラしていたら、
「あ! 当たってた」とくり抜いたダイヤの中に自分の顔を突っ込んで
「ダイヤのクイーン☆」!!!
思わず「うま〜い!!」と叫んでしまいました(笑)。

・トリの三遊亭圓歌師匠の「お楽しみ」(とパンフにはあったけど?)。
やっぱり、格が違う(>_<)。
出てきた瞬間からのオーラが違いました。
市ヶ谷にある彼のおうちに住んでいた6人のジジババ(爆)のお話。
ちょっと聞きにはかなりブラックな部分もあったと思うのですが、
笑わせちゃうのはさすがです。

ていうかねえ、このねぎし三平堂、
とっても小さな空間なのです。
舞台…もとい高座が客席のすぐ目の前にあって、
みんなお座布団に座って、という世界。
この日は新春一回目、しかも圓歌師匠が出るということもあってか
120人くらいはいたんじゃないのかな、かなりきゅうきゅう。
「お膝送り」という名でどんどん席を詰めて、
みんなでその温かい空間を共有する、というような。
とても楽しい2時間30分でした。
これで木戸銭1,000円…安すぎだよねえ。
圓歌師匠のギャラさえもまかなえないのではないかと、
他人事ながら心配になってしまいました(^ ^;;。

そうそう、なにげに私が気になったのが
今日のご案内役をつとめた林家しゅう平さん。
物腰やわらかで、でも面白いことを言いつつ場を繋げていっていて、
とても好感が持てました(*^ ^*)。
父によると、彼は宝塚ファンでもあるらしく(笑)、
彼の高座ではいつも宝塚話が出てくるのだとか。
…聴きに行かなくちゃ!

fin