2004年1月16日 19:00開演
『SHOW UP Musical
DOKI・DOKI Night!

於 青山劇場

    
『ドキドキナイト』なんていう
「いっそ殺してくれ!」と叫びたくなるくらいものすごいタイトル(爆)の
ミュージカルに汐風幸さんが出演されると聞いたとき、
私はまるでハムレットのように悩みました。
行くべきか行かざるべきか。

幸ちゃんは見たいのよ、そりゃもう。
だがしかし、このタイトル……(>_<)。
いったいどのような苦難が待ち受けているか、
まさしくドキドキじゃないですか。むむー。

金曜の夜だったら東京公演中の宙組生、
とくに幸ちゃんと同期のたかちゃん(和央ようか)やガイチ(初風緑)が
来るかもしれないという浅はかなミーハー心のもと、
結局行くことにしたのですが。

たかちゃんもガイチもいませんでしたね(^ ^;;。
でもやっぱり宙組生が(分かっただけで)数名いらっしゃいました。
まりえったさん(美郷真也)、月丘七央ちゃん、
あひるちゃん(遼河はるひ)。
それからOGのナオちゃん(伊織直加)と、
幸ちゃんのお父様もお見かけしました(*^ ^*)。
きっともっとたくさんいたに違いない。
迂闊なこと喋ってないか、ちょっと心配だったりして(笑)。

まあともかく、そんな豪華な観客達の他、
いつも日比谷で見る客層&ヒップホップ好きと思われる男の子二人連れ
などと、バラエティあふれる観客を青山劇場の客席に置き、
舞台が始まりました。

1幕は小芝居仕立てのショーミュージカル、
そして2部はコンサート形式のショー。

最初はね、その小芝居にかなりドキドキ…いやハラハラでした(^ ^;;。
だって、ギャグが全部上滑りしているんだもの。かなりイタイ。
ど、どうしよう…とこちらのほうがツライ気分に。ドキドキです。
いわゆる宝塚みたいなショーとヒップホップを、
一緒にやろうよという幸ちゃんや島田歌穂たち、
それに対して「無理だよ」と否定的な仲間たち、という設定。
少しずつ仲が良くなっていく過程を描いてい…たはずなのですが。
まあそのうち少しずつ(私たちが)慣れてきたのか、
そのイタイ笑いでも、思わず笑ってしまう場面も出てきたけれど。

そういう意味では2部で「On Broadway」に始まり、
有名なミュージカルナンバーを片っ端から歌い踊ってくれた時のほうが
ぜんぜん盛り上がりましたね☆
やっぱり島田歌穂さんを始め、実力のある方がいっぱいだったし。

幸ちゃんもねえ、お歌上手になったよね!
今まで「上手い」と思ったことはファンながらなかったのですが、
今回、「あれ? 幸ちゃんってこんなに歌えたっけ」というのが
正直な感想。
とくに男役の頃から発声ががらりと変わったようにも思えなかったけど。
しかも、舞台化粧とはいえ宝塚の頃に比べたら
各段にナチュラルなお化粧なのに、やってくれたんですよ、
すかしたウィンク!!!(*T-T*) ドキドキした!!!!!
ドレスチックではあったけど、
1枚を抜かしてどのお衣装もパンツ姿だったし、
あまり無理に変わろうとはしていない姿が印象的でした。

あとは雪組から特別出演の美穂圭子さんのカッコイイ歌声に聞き惚れたり、
なるみん(鳴海じゅん)の健在な流し目にうっとりしたり、
本当にあっちを見たりこっちを見たりで忙しい2時間30分でしたわ。

曲的にもやっぱり宝塚で聴いてる曲が多かったりして
いろいろなことを思い出したり。
幸ちゃんたちが歌い踊った「Caravan」、
最近どこかで聞いたことある気が…と思ったら雪組だったりとか、
月組『ジャズマニア』を彷彿とさせる「42nd Street」とか。

ところで神崎順さんという人は、宝塚に入りたかったんでしょうねえ。
男の人だから無理だったのだろうけど。
嬉しそうに背中に羽根背負って出てきたり、
「フッ!」と男役ばりに気合い入れてみたり、
なんかイタイながらに面白かった(笑)。

その神崎さんが幸ちゃん達に向かって
「なんとかボサ・ノバってありましたよね! やりたい!!」と
訴えた(笑)瞬間、
私は私の7列前に座っているあひるちゃんのことを思い出しました。
月組『ノバ〜』で、まだ当時ロケットにいた彼女、
超下級生で花道にいたくせに、
まん中を見ずにたまたま花道を見た私を威嚇!…もとい挑発!(笑)
思えばあれがあひるちゃんとの出会いでした。
今やりっぱな男役さんになって…。

まあ何にしても幸ちゃんが楽しそうで、
しかも島田歌穂さんとWトップだったし、
すかしたウィンクも見られたし、満足満足☆

そうそう、ご一緒した雅壱さんがくださったカレーパンが
とても素敵だったので写真を掲載しちゃいます(*^ ^*)。

一口かじってあるのは、それが基本だから(笑)。
素敵でしょ☆

fin